大浴場 〜長閑(のどか)の湯〜
大浴場の浴舎は庭を挟んで母屋の向かいにあります。木曽五木(ヒノキ、サワラ、ヒバ、ネズコ、マキ)を使った堂々たる木造建築。外観からも宿の温泉に対する思いが伝わってきます。

向かって右が女性、左が男性の浴場。それぞれに内湯と露天風呂が1つずつあります。

男 湯
脱衣所は畳敷きで気持ちがいい。脱衣かごが竹かごになっているのもコンパクトにまとまっていい考えです。
広い! 宿泊している男性全員を収容できそうなくらい広い。堂々としていながら屋根が高く、開放的な浴場です。
美しい! 大きな窓から木々の緑が飛び込んできて・・・「自然」という画家が描いた絵を見ながらどっぷり湯に浸かり・・・などと格好つけた表現をしたくなるほどきれいです。
3本の自家源泉と共同泉の混合してかけ流しているという湯は適温で、透明ですがやや青みがかったような深い色をしています。舐めてみるとほのかな塩分と鉄臭さを感じます。

露天風呂も広いです。緑に囲まれていて森の中で入浴しているような気分。


女 湯
壁を隔てて男湯と相似形で内湯、露天風呂ともに同じ大きさです。脱衣所からは内湯から露天風呂まで、広い浴場を見渡せます。

「浴場大賞」を授与したいくらい美しい浴場です。
やなぎ妻はアブがうるさい露天風呂よりも内湯のほうが断然気に入りました。
湯口からは源泉がこんこんと。 あがり湯の浴槽もあります。
隅々まで清掃が行き届いていて本当に気持ち良い浴場です。