入口にある飲泉所
女性入口
男性入口
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下の写真は女性浴場の脱衣所。男女別の露天風呂を新設したため、以前より狭くなりましたが、岩の湯らしい雰囲気の脱衣所です。タオルが用意されているので、部屋から持ち歩く必要がありません。

男女別浴場の内湯&露天風呂
以前は内湯のみだった男女別の浴場に2011年3月、露天風呂が仲間入りしました。女性露天風呂は新設、男性の方は前は内湯だった湯舟の窓を取り払った半露天風呂。山の斜面の小庭を眺めながらゆったりと浸かれます。湯は加温のかけ流しです。
女性露天風呂 男性内湯 男性露天風呂

ではいよいよ洞窟風呂へ

洞窟風呂がリニューアルされて湯量が増えたことで歩行時に湯浴み着がまくれ上がるようになったため、青いショートパンツが用意されました。

この湯浴み着で気兼ねがなく混浴を楽しむことができます。常に客の立場に立って考える岩の湯はさすがです!

写真右側から源泉が滝となって流れ落ちているのがわかるでしょうか。
洞窟の中は湯けむりが立ちこめています。泉温は34℃ですが、洞窟内であり、湿度が高いので真冬でもまったく寒さを感じません。逆に、夏は涼しく感じ、四季を通じて快適な入浴を楽しめます。
この洞窟はその昔、鉱物を掘ろうとして湯脈に突き当たったものと言われています。
ここが入って左奥の洞窟内で一番広い部分。10人位は入れるでしょうか。底には川砂が敷き詰められています。最奥には腰掛けて入浴できる岩が配されていますから是非行ってみてください。ちょうどよい深さで長湯を楽しめます。じっくり浸かっていると肌に細かい泡がびっしり付き、お湯の新鮮さを実感します。
こちらは右側の洞窟。まるで川のようになっていて二箇所程こうして堰き止められています。腰くらいの深さがあります。源泉かけ流しとはまさにこのこと・・・凄まじい湯量です。

この仙人の湯は平安時代末期に、草津の白根山修験道の山伏によって発見されたと伝えられています。

戦国時代には武田信玄の隠し湯とも、上杉謙信の隠し湯とも言われています。信玄・謙信両方の隠し湯となっていたのが面白いところですが、川中島合戦場の近くであり甲越両勢力のいわば緩衝地帯であったと考えられ、その時々の微妙な力関係で双方が使用したのではないでしょうか。

ついに源流に到達!? 泉源からぬる湯が滝となって流れ落ちています。こうして何百年と湧き続けているのでしょう。「すごい」の一言です!