福六の湯
古久屋といえば、というより渋温泉といえば、思い浮かぶのがこの浴場です。6つの湯舟それぞれに異なる源泉が注がれていて、この浴場だけで湯めぐりを楽しめるという面白い趣向。下の源泉温度でおわかりのように高温のため水でうめて入るわけで、熱い湯が苦手の人が入ったあとは、たとえば「地獄の湯」のほうが「ぬるまの湯」より温かったりしています。ただしくれぐれも湯口の湯は触らないように。火傷します。湯舟は樹齢300年の天然木曽檜だとか。
熱の湯
(館外東30mより湧出)

泉質: 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉

源泉温度: 94.5℃   ph 8.6
地獄の湯
(2km上流、上林地区より湧出)

泉質: ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉

源泉温度: 75.7℃    ph 4.3
華の湯
(2km上流、上林地区より湧出)

泉質: ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉

源泉温度: 63.4℃   ph 7.0
ぬるまの湯
(館内より湧出)

泉質: 単純温泉

源泉温度: 41.5℃   ph 7.1
武の湯
(1km下流より湧出)

泉質: ナトリウム-塩化物温泉

源泉温度: 58.0℃   ph 7.3
市左衛門の湯
(館内より湧出)

泉質: ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉

源泉温度: 64.5℃   ph 3.0

古代檜風
この浴場すべての材木は古代檜と呼ばれる直径2m以上の巨大檜。古代檜は標高2500m以上の山で樹齢二千年を超えた檜が地震や落雷で生木のまま倒れて百年以上眠り続けたもので、耐久性に優れているそうです。

柔肌の湯
この湯は仲居さん一押しの湯。名前のとおり柔らかい肌触りで肌がつるつるすべすべになりました。

最勝の湯
総タイル張りの浴場です。丸い柱に高い天井・・・案内板では「(ローマ風呂)」とあった部分が消されていました。

華清の湯
周りを竹垣で囲まれているので眺望はありませんが、演出が上手なので閉塞感がなく、のんびり浸かれました。

一茶の湯
温泉街の中心でよくもこれだけのスペースが確保できたものだと感心しました。静かないい露天風呂です。チェックインから夜10:00までがこの「一茶の湯」と「福六の湯」「最勝の湯」が女性用で、以後翌朝チェックアウトまでが男性用に入れ替わります。