2005年9月19日(月)

夏(秋)の剪定後20日ほど経過したバラの様子です。かなり悲惨な有様で本当はHPに載せら
れるような状況でも精神状態でもないのですが、三方ヶ原の合戦で武田信玄にこてんぱんに
打ち負かされた徳川家康が浜松城に逃げ帰った直後に描かせた肖像画のように、自戒を込
めて記録することにします。
今年は10月22日につくば市で行われる日本
ばら会全国大会に照準を合わせて、8月29日
から9月4日の間に剪定を済ませました。
が、ちょっと目を放した隙にとんでもないことに・・・
せっかく伸び始めた芽が半数近くも食い荒らされてしまいました。
犯人はホソオビアシブトクチバ
三角形で白い帯模様のあるガの幼虫です。


剪定直後に高濃度の薬剤散布をしたので
油断していました。
先週始め、仕事から帰って被害に気づきましたが強風のため薬を撒ける状態ではなかったの
で、翌朝早起きして消毒することにしました。寝ぼけまなこでオルトラン乳剤を500倍で散布。
全株散布して「やれやれ」と片づけをし始めたとき、「げっ、マラソン??!!」 やってしまいま
した。容器が同じだったので、オルトランとマラソンを取り違えて散布してしまったのです。マラ
ソン乳剤の規定倍率は2000倍。それを500倍で使ってしまいました。信じられない大失態。

ショックでめまいを起こしながらも、ホースにハスノミを付けて嵐のように洗浄しましたが・・・
新芽や葉の一部、洗い切れなかったところに薬害が出てしまいました。
それでも元気に伸び始めた芽、
20cmくらいに成長したステム、
早くも蕾の見え始めたものもあるので
良しとしましょう。

このようにフンがあったら必ず虫がいるので
丹念に探して捕殺するのが一番です。
チュウレンジバチも活動を始めました。

頭を下にして軟らかい茎にお尻から卵管を刺
して卵を産みつけます。
孵化すると茎がパッカリと裂けて・・
目玉おやじのような幼虫が
大量に飛散して葉を食い荒らします。


やはりこまめに見回り、
早期発見、早期退治に限ります。

嫌な虫ばかりでもありません。

こんな光景を見るとほっとします。
トンボよ、お前さんが
ホソオビアシブトムチバや
チュウレンジバチを
退治してくれたらなあ・・・

うちで自慢できるのは
ミカンくらいです・・・

などとグチってばかりいても始まりません。
気を取り直して頑張ります。