成田の命泉 〜大和の湯〜
なりたのめいせん やまとのゆ |
千葉県成田市大竹1630 |
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2005年4月に経営が変わり、リニューアルオープンした日帰り入浴施設。「成田温泉」といっていたのは先代までで、現在は「成田の命泉 大和の湯」という名称だ。
泉質の良さはそのままにモダンな入浴施設に生まれ変わった。 |
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【大和の湯 入湯レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。 |
周囲はご覧のとおり、のどかな田園風景が広がっています。 |
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受付で入浴料1000円(平日は700円)を払うとバーコード付のロッカーキーを渡され、以後、館内での飲食やマッサージ等はすべてバーコードで済ませ、退館時に精算するシステムです。
館内はA館・B館に分かれ、風呂の形態等はかなり異なります。日替わりで男女が入れ替わり、偶数日がA館=女性、B館=男性となります。 |
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A 館 |
女性=偶数日・男性=奇数日 |
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←A館入口から更衣室までの通路は畳敷き |
↓ ロッカールーム |
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左が天然温泉、右が井戸水。どちらも加熱湯でかけ流しと浴槽内循環の併用です。
40〜41℃とやや温めで長湯ができます。 |
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井戸水の浴槽と比べてみておわかりのように、ここの温泉はコーヒー色をした黒湯。いわゆるモール泉で、太古の昔に地中に埋もれた植物性腐食物質、フミン酸が溶け込んでいます。モールとはドイツ語で亜炭のこと。東京湾岸地帯に広く見られます。 |
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田園風景を眺めながら入る露天風呂。「富士見の湯」という名が付いているので、晴れた日には富士山が見えるのかもしれません。A館・B館全ての中で一番好きな湯舟、初めて行かれるのなら偶数・奇数日を確認して是非こちらの露天風呂に入ってみてください。 |
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湯は19℃弱の源泉を加温して湯口からかけ流し、浴槽内で循環しています。20cm下は全く見えなくなる黒湯はヌルスベした肌触り。アトピー性皮膚炎にも効くと評判です。
上の写真は2014年3月、左は2005年9月のものです。塀は作り直されていますが、冬と夏の様子がお分かりになると思います。
なお、上階にはサウナと水風呂があります。 |
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B 館 |
男性=偶数日・女性=奇数日 |
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脱衣所脇の洗面台(左の写真)は個別に仕切られていて高級感を演出しています。
地形の関係上、入り口から受付、脱衣所と続くフロアは2階にあたり、天然温泉へは階段を下りて1階に行きます。 |
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A館の浴槽と同様に、かけ流し(加温)と浴槽内循環の併用。この施設のすべての浴槽はこの方式になっていて、吐出口からは新鮮な加温源泉を流し、浴槽内で循環させています。内湯はB館が立派です。 |
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B館の露天風呂は岩風呂です。画像でもわかるとおりのコーヒー色の黒湯で底が全く見えないので、入るときには足元に十分注意が必要。温まっては、イスに腰掛けて涼み、また温まっては涼み、いい気持ちです。 |
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こちらは井戸水を加温した樽風呂。樽の中は加熱湯の循環ですが、竹の管からは冷たい井戸水がかけ流されています。 |
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3階にはサウナやラディアントバス、井戸水を沸かした浴槽があります。 |
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ここ大和の湯は、国内初のデザイナーズ日帰り温泉を売りにしています。日帰り入浴施設には付き物の休憩大広間はなく、代わりにごろりと横になれるソファーがいくつもあって快適です。全館禁煙というものタバコを吸わない人にとってはうれしい限りです。 |
食事にもこだわり、雰囲気のある食事処で
本格的な和食を味わうことができます。 |
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また、1階にはジムスペースやエステコーナーがあり、整体マッサージを受けることもできます。ここのマッサージはまさしく「治療」。とても上手です。 |
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唯一といってもいい欠点は、県道から施設への進入路が非常に狭いこと。昔からの民家と田んぼがあるので道幅拡張は容易なことではないのでしょう。踏み切りもあるので前方に十分注意してアクセスしてください。 |
【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★★★ |
やなぎ妻: |
★★★★★ |
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2014年11月16日 |
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