手賀沼温泉 〜満天の湯〜
てがぬまおんせん まんてんのゆ |
千葉県柏市箕輪68-1 |
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柏市と我孫子市の境、手賀沼のほとりに2007年にオープンした日帰り入浴施設。 |
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手賀沼は、水深3.8mの淡水湖(水深5m以下を「沼」というと記憶しているが、実のところ「湖」と「沼」の定義ははっきりしないようだ)。中世末までは手下浦(てかのうら)と呼ばれる香取海(かとりのうみ)の入り江で、周囲には古代から人々が居住した。かの平将門もこのあたりを勢力圏にしており、沼の両岸には将門神社や将門にまつわる旧跡が点在している。江戸時代から昭和に至る干拓事業により、現在は約8割の水域が消滅している。 |
北岸の我孫子は、大正から昭和初期にかけて志賀直哉、武者小路実篤、柳宗悦、バーナード・リーチなど多くの文化人が移り住んで文芸・民芸活動を行い、「北の鎌倉」と称された。 |
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志賀直哉邸跡(写真右)には茶室風書斎が保存されている。その向かいには白樺文学館(写真下)があり、白樺派の文人たちの原稿や、「民芸運動」家の作品を見ることができる。 |
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【満天の湯 入湯レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。 |
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我孫子市側の遊歩道から見た手賀沼大橋。橋のたもとに見える建物が「満天の湯」。交通量の多い県道8号線(通称「船取線」)のすぐ脇にあります。 |
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入口の脇には無料の足湯(かけ流し)があります。 |
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内湯は循環式ですが、露天風呂はかけ流しになっています。岩風呂、壺風呂(共にかけ流し)の他、檜風呂(炭酸泉循環)、ねころび湯(井戸水循環)などさまざまな浴槽があって楽しめます。
かけ流しの湯はうっすら緑褐色で、海水のような匂いがします。体がよく温まる湯です。
*右と下の温泉画像は公式HPからお借りしています。 |
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手賀沼を見ながらのんびり入浴できたら最高なのですが、残念ながら高い囲いがあります。 |
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食事処、軽食をとりながら手賀沼の景色を楽しめる展望の間、いやし処(仮眠所)、マッサージルームに髪切処など、館内設備も充実していて一日ゆっくりできるのは今流行の大型スーパー銭湯と同じですが、満天の湯の魅力は何と言っても湯量豊富な天然温泉。 |
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冬の季節は電飾がきれい。
平日の昼でも多くの客が訪れる人気の温泉施設です。 |
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【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★★☆ |
やなぎ妻: |
★★★☆☆ |
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2008年12月30日 |
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