11中旬〜12月上旬にかけての紅葉の季節には大勢の行楽客で賑わう養老渓谷も、9月下旬のこの時期、静かな土曜日の午後を迎えていました。純粋に温泉だけを楽しむなら紅葉の季節を外すのが正解です。 |
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温泉街から少し離れた老川橋のたもとにある3軒のうちの1つ、渓流の宿・福水で立ち寄り湯することにしました。
養老温泉には粟又の滝近くに「ごりやくの湯」という日帰り入浴施設が1軒ありますが、基本は旅館の立ち寄り湯利用です。料金はほとんどが1,050円と少々高め。 |
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福水は周辺の景色に溶け込んだ、落ち着いた雰囲気の宿。浴槽は内湯と露天風呂が男女別に1つずつと家族風呂があります。 |
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露天風呂は2004年に設置されました。スギ、カヤ、ヒノキなど地元の木材を使用しているそうです。
脱衣所は畳敷きで気持ちいい。 |
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湯舟の目の前には養老渓谷の名所・懸崖境。絶好のロケーションです。「懸崖」とは切り立った崖のこと。紅葉の季節はさぞやきれいなことでしょう。 |
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湯はコーヒー色をした黒湯。いわゆるモール泉で、太古の昔に地中に埋もれた植物性腐食物質、フミン酸が溶け込んでいます。モールとはドイツ語で亜炭のこと。東京湾岸地帯に広く見られます。 |
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湯は沸かしで42℃に設定されているとのことですが、半露天なのでややぬるめに感じ、貸し切り状態だったこともあって、すばらしい景色を眺めながらすっかり長湯をしてしまいました。 |
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せっかくなので内湯にも入ってみましょう。
内湯へは長い渡り廊下を下っていきます。 |
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内湯はサンルーム風になっていて、明るい雰囲気です。 |
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湯舟からは養老川の流れが間近に見下ろせます。 |
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よく温まる湯で、湯上り後はなかなか汗が引かず、
宿のロビーでかき氷を食べました。 |
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【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★★☆ |
やなぎ妻: |
★★★★☆ |
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2007年9月15日 |
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