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【井筒屋 立ち寄り湯レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。 |
同じ石川町の母畑温泉に向かう途中、「猫啼温泉」の看板が目に止まりました。
内田康夫のミステリー『十三の墓標』にも登場する温泉地なので以前から名前は知っていました。猫が大の苦手の私ですが、和泉式部ゆかりの温泉とあってはやはり気になり、風呂場に猫がうじゃうじゃいないことを祈りつつ、立ち寄ることにしました。 |
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井筒屋は大きな旅館で従業員の対応もしっかりしています。ちょうど浴場の清掃終了直前でしたが、「どうぞお入りください」とのことなので入らせていただきました。 |
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内湯 |
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和泉式部とその愛猫のタイル画が飾られていてなかなかいい雰囲気です。お湯は加熱循環で加水はなし。塩素消毒の臭いがちょっときついです。 |
露天風呂 |
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いい感じの露天風呂です。浴槽内加熱循環。こちらは内湯ほど塩素臭は感じません。石で組んだ注ぎ口から流し込んでいる湯は循環湯ではないようです。 |
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宿のパンフレットに猫啼温泉の由来が載っていたのでかいつまんで紹介します。 |
今を去る千年の昔、和泉式部(たまよ姫)は当地石川の在に生まれ、少女の頃、この里にこんこんと湧く清水に来ては顔を洗い、髪を梳ることを楽しみとし、美しい乙女となった。やがてその美しさは遠近に聞こえ、ついに都に上ることとなる。
故郷にとり残された式部の愛猫は病んでおり(痔疾)、式部を慕って日毎にこの泉に来ては啼いていたが、泉に浴しているうちに病いは癒えて美しい猫となった。
それを見ていた里人は泉が霊泉であることを知って入浴したところ諸病に効能があり、この地を猫啼と名付けて湯治場を設けた。 |
【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★☆☆☆☆ |
やなぎ妻: |
未入湯 |
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2006年3月26日 |
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