「よき月夜のう」・・・平安時代の歌人、源順(みなもとのしたごう)が東国巡行の際にこの地を通り、三峰山から昇る月を見てこう感嘆の言葉を発したのが「月夜野」の地名の由来とか。月夜野は縄文時代から人々が生活を営み、土器や埴輪も出土しています。 |
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訪れた日の晩は運よくいい月夜でした→ |
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辰巳館の客室は全44室。南竜館、登竜館、昇竜館の3館があります。 |
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今回宿泊したのはリーズナブルな南竜館。7月半ばの3連休でしたがたまたまこの1部屋だけが空いていてラッキーでした。 |
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部屋は利根川に面しています。対岸の大きな建物(リゾートマンションでしょうか)が残念です。
もっと上の階だと谷川岳が見えるようです。 |
部屋の鍵が2つ用意されているのは二重丸!夫婦で風呂に行ってもお互い上がる時間を気にせずに済みます。お茶うけもいろいろな種類が置いてあってうれしかったです。 |
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翌朝布団を敷いたままにしておいてほしい時はドアにその旨を知らせる札を下げておけばよいというシステムも、朝食後の二度寝こそ最高の贅沢と心得る我々夫婦にはうれしい限りです。 |
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各画像をクリックしてご覧ください。 |
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上の3つの浴場の他に、女性専用の「ひすいの湯」(右の写真)、源泉かけ流しの貸切風呂「鄙の湯」と「風月の湯」(ともに有料)があります。 |
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【利用時間】 |
女性 |
男性 |
はにわ風呂 |
PM 2:00〜PM 8::00
AM 8:30〜AM10:00 |
PM 8:30〜AM 8:00 |
たまゆらの湯
かわせみの湯 |
PM 8:30〜AM 8:00 |
PM 2:00〜PM 8::00
AM 8:30〜AM10:00 |
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浴場を出たところには飲泉があります。胆道疾患や糖尿病、痛風に効くそうで、癖のない飲みやすい温泉です。冷たい麦茶のサービスもあります。 |
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食事は食事処で頂きます。
←左の画像をクリックしてください。 |
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1階の通路には山下清画伯が辰巳館に残した貼り絵と水彩・マジック画の複製が展示されていますが、かなり色あせてしまっています。
もちろん、原画は大切に保管されています。売店係の方から依頼すれば貼り絵の原画を見せてもらえることを教えていただき、さっそくフロントへ。
「はにわ風呂」の大壁画ももちろん清さん本人の作品ですが、紙を丹念にちぎって貼った原画を間近に見たときには感動のあまり言葉を忘れました。これを見ることができただけでもこの宿に泊まった甲斐がありました。貼り絵は色あせが激しいので原画の常時公開はとても無理だそうです。 |
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朝食後は皆さん帰り支度で忙しく、風呂はガラガラというのが普通ですが、
この宿ではチェックアウト間近でも入浴を楽しむ人がたくさんいて驚きまし
た。やはり肌と目の両方で楽しめる温泉だからでしょう。
食事に関しては若干改善の余地がありそうですが(食事のページで記述)、
チェックインからチェックアウトまでゆったりのんびりできるいい宿でした。 |
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【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★★☆ |
やなぎ妻: |
★★★★☆ |
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2008年7月19日 |
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