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鹿沢温泉 〜紅葉館〜

かざわおんせん こうようかん

群馬県吾妻郡嬬恋村大字田代681
鹿沢温泉は古くから開けた湯治場で、その歴史は元禄年間(1700年頃)にまで遡る。

「かざわ」の名称は、手負いの鹿が湯治したからとも、長野県東部町加沢の背後の山の出湯であるところから「加沢湯」となったともいわれている。
多くの湯治客で賑わった鹿沢温泉だったが、大正7年の大火で焼失。麓に引き湯して多くの旅館が移転し、新鹿沢温泉が誕生した。今、鹿沢温泉(旧鹿沢温泉と呼ばれている)に残っているのは元湯の紅葉館ただ一軒となっている。

♪雪よ岩よわれらが宿り おれたちゃ町には住めないからに♪

鹿沢温泉は「雪山讃歌」誕生の地でもある。大正15年、鹿沢温泉でスキー合宿をした京都帝
大山岳部は天候悪化により新鹿沢温泉の宿に閉じ込められた。その中にはのちに第1回南極
越冬隊長となる西堀栄三郎氏もいた。一行は退屈紛れに「山岳部の歌」を作ろうということにな
り、アメリカ民謡「いとしのクレメンタイン」の曲に合わせて思いつくままに文句を並べてできた
のが「雪山讃歌」であった。

【紅葉館 立ち寄り湯レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。
ここは標高1530m。紅葉館の背後には紅葉をてんこ盛りにしたような桟敷山(1915m)が聳えています。源頼朝が巻き狩り見物の桟敷を設けた山だとか。
いかにも年代を感じさせる佇まい。大正時代の建物を補修して使っているという。

玄関脇のポストも懐かしい・・
えっ?ここが?・・・と思うような「日本秘湯を守る会」加盟の宿もある中、紅葉館なら納得できます。

浴場へはところどころきしむ
階段と廊下を下っていきます。
自噴の湯を受けるために
低いところにあるのだとか。
脱衣所には手書きの案内図

なになに?源泉が2つあるらしい・・
これが45度の源泉「雲井の湯」

青茶色とでもいうのだろうか。
いかにも「濃い」という感じの湯は
もちろん源泉かけ流し。いいお湯です。
男湯と女湯を仕切る石の壁には火の周りで踊る人のレリーフがあります。

どういう云われのものかはわかりませんが、このレリーフを見ながらひとり湯に浸かっていると、別世界に引き込まれるような不思議な感じがします。
絶え間なく注ぐ湯。湯舟には薄茶色の湯の花が漂っています。

肌触りは実になめらか。鉄くさいような薄じょっぱいような微妙な味がします。
写真では見づらいのですが、向かって左側がもうひとつの源泉(35度)「龍宮の湯」でうたせ湯になっています。

右側は6.2度の湧水。
湯舟は内湯が男女各1つのみ。無理に客寄せの露天風呂を作るでもなく、紅葉館は泉質勝負の本格派です。
また行ってみたい度 こちらをお読みください
やなぎ夫: ★★★★☆ やなぎ妻: ★★★☆☆
2003年10月12日

DATA (記載情報は訪問時のものです。変更されている場合もありますのでご注意ください)
【泉質】 マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩温泉
【源泉温度】 44.5℃  【pH】 7.0
【湧出量】 80リットル/分(自然湧出)
ノート】 源泉かけ流し
【効能】 慢性皮膚病、神経痛、切り傷、火傷、胃弱、貧血ほか
【日帰り入浴時間】 10:00〜16:00
【入浴料金】 500円
【電話】 0279(98)0421
【HP】 紅葉館公式サイト
【地図】 
【アクセス】 上信越道小諸ICまたは東部湯の丸IC下車、浅間サンライン、県道東部嬬恋線経由約40分
       JR吾妻線万座鹿沢口駅下車、JRバス利用


  立ち寄りスポットたまだれの滝


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