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四万温泉 〜積善館〜

しまおんせん せきぜんかん

群馬県吾妻郡中之条町四万4236
四万温泉の開湯には、源頼光の家臣、碓井貞光の神託伝説と、征夷大将軍、坂上田村麻呂の入浴伝説があるが、四万温泉が史実上開発されたのは、戦国時代。

積善館の歴史は、元禄4年に当主「関 善兵衛」が現在の場所に湯場を作ったことに始まる。関家は代々四万村の名主を務めた家柄で、「関 善兵衛」の名に親しみを込めて「せきぜん」と呼ばれている。明治に入り、15代目当主が易経の言葉、「積善の家に余慶あり」に意を重ねて「積善館」を名乗った。

【積善館 宿泊レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。
実家の母と弟妹夫婦で訪れました。やなぎ妻は仕事のため残念ながら不参加です。
積善館は現存する日本最古の湯宿建築である「本館」、昭和11年に造られた桃山様式の「山荘」、昭和61年築の「佳松亭」の3館からなっていて、宿泊受付は佳松亭が使われています。

積善館本館はアニメ映画『千と千尋の神隠し』のモデルのひとつと言われていて、玄関前の赤い欄干の橋(紅の橋)は確かにそれを思わせます。本館はあいにく工事中でした。

佳松亭でチェックインを済ませ、「鏡の廊下」という長い通路を通って今回の部屋がある山荘に向かいます。

うこん-1

今回の部屋は次の間付の角部屋です。
桃山時代の粋を集めた「山荘」は国の有形文化財、群馬県近代遺産に登録されています。
多くの著名人が愛したというだけあって、格子模様や木組み等、随所に当時の名工の技が光ります。

近年では『なんでも鑑定団』でお馴染みの中島誠之助さんもこの部屋をご指名で何度か宿泊したそうです。


本館へ行ってみましょう。山荘からは「浪漫のトンネル」を抜けて行きます。昭和から元禄時代へ、タイムスリップです。

元禄4年築、幾度かの改築を経て現存する日本最古の湯宿建築という重要文化財の本館は、客室として現役で使われている他、玄関脇の部屋には古文書や骨董品が展示されています。重要文化財「元禄の湯」は軒続きです。

折よく、温泉神社の秋祭り。本館玄関前まで山車が入り、お囃子が賑やかでした。

温  泉
積善館の源泉は川底から自然湧出している「明治の湯」。すべての湯舟が源泉かけ流しです。
各浴場の詳細は下の画像をクリックしてご覧ください。
元禄の湯 杜の湯 貸切風呂・積善
山荘の湯 岩風呂

浴場は「本館」「山荘」「佳松亭」に分散しているので、湯めぐりはちょっとした探検気分です。

食  事
積善館は料理自慢の宿でもあります。夕食、朝食ともに食事処で頂きます。


←左の画像をクリックしてご覧ください。


いい湯、いい部屋、美味しい食事・・・積善館は期待どおりの宿で、良い家族旅行になりました。

ただし、本館と山荘はそろそろきちんと手を入れた方が良いかなという印象。このままだとどんどん古びてしまうように感じました。もったいないと思います。
また行ってみたい度 こちらをお読みください
やなぎ夫: ★★★★★ やなぎ妻: 未宿泊
2016年10月8日

DATA (記載情報は訪問時のものです。変更されている場合もありますのでご注意ください)
【泉質】 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
【源泉温度】 67.4℃  【pH】 6.6
【湧出量】 測定せず(自然湧出)
ノート】 源泉かけ流し
【効能】 神経痛、関節痛、五十肩、慢性消化器病、痔疾、切り傷、火傷、慢性皮膚病、動脈硬化症など
【宿泊料金】 本館 7,020円〜 山荘・佳松亭 18,360円〜 各種プランあり
【電話】 0279(64)2101
【HP】 積善館公式サイト
【地図】 
【アクセス】 関越道渋川伊香保ICから国道17・353号線経由39km
       JR吾妻線中之条駅から四万温泉行バス約40分




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