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旧信越本線〜碓氷峠橋梁〜 〜群馬県安中市松井田町〜 (2007年6月23日)
群馬県の横川から長野県軽井沢に抜ける碓氷峠(国道18号線の旧道)を通ると見える、旧信越
本線の2つの橋梁(新線ができる昭和38年(1963)まで使用。ともに国の重要文化財に指定されている)をご
紹介します。この日は軽井沢側から峠を越えたので、第5、第3の順になっています。


碓氷第5橋梁
軽井沢側から峠を3分の2程下った
左手にあります。第3橋梁のような
派手さはありませんが、木々の緑に
溶け込んでほっとする風景です。



特に駐車場はありませんが、道路脇に3台ほ
どの駐車スペースがあります。
文化庁と旧松井田町教育委員会が設置した案内板をそのまま転記します。
横川と軽井沢の間にある碓氷峠越えの道は、古くから交通の要衝として、また難所でもありました。この峠にお
ける鉄道の敷設は、何箇所かのルートが検討されこの地に建設されました。

鉄道の敷設は国の直営で行われ、企画立案はイギリス人の技師ボイル等により、また、工事はイギリス人技師
パウナル(=パウネル)や日本人技師本間英一郎等により行われ、明治26年(1893)4月開業となりました。1年
9ヶ月の工期と約200蔓延の費用で建設しました。

この地に残る鉄道遺産は、近代化遺産としては我が国で最初に国の重要文化財として指定されました。

碓氷第5橋梁は、アーチ径間が11.0m、高さ8.8m、頂部長さ15.8mで、補強のため橋台をコンクリートで固めアー
チをひとまわり小さくしています。
国道18号線碓氷峠の旧道はまだ碓氷バイパ
スがない頃(小学生時代)、長野市の祖母の
所に行くのに何度も行き来した懐かしい道で
す。旧信越線の橋梁と国道が出会うこの場所
で家族でにぎり飯を食べたのを思い出します。
あの当時とほとんど変わっていないことに感
動です。


碓氷第3橋梁(めがね橋)
第5橋梁に気づかないことはあっても、この巨
大で美しい建造物を見落とすことはないでしょ
う。第5橋梁から横川側に2、3分下った左手
にあります。
再び案内板を転載します。
高崎〜横川間は明治18年(1885)10月、軽井沢〜直江津間は21年にそれぞれ開業しましたが、碓氷線と呼ばれた
横川〜軽井沢間は、碓氷峠が急勾配のため、路線決定に紆余曲折し、明治26年(1893)4月開業となり、高崎〜
直江津間の前線が開業しました。

横川〜軽井沢間の11.2qは、1000分の66.7という最急勾配のため、ドイツの山岳鉄道で実用化されていた、アプト
式(レールの間にギザギザに切り込みの入ったレールを敷き、車両下に付いているギヤを噛み合わせながら登坂
する鉄道方式 *やなぎ注)が採用され、昭和38年(1963)まで走り続けました。

この碓氷線には、当時の土木技術の粋を集めて、26のトンネルと18の橋梁が造られましたが、現存しているなか
でもこの碓氷第3橋梁は200万個のレンガで造られ、国内でも他の類を見ない最大な物です。
横川駅(鉄道文化むら)からめがね橋までの軌道跡は「アプトの道」という遊歩道(片道約5q
になっていてこのねがめ橋の上も歩くことができます。
めがね橋を挟んで道路沿いに2ヶ所の駐車
スペースがありますが、数台ずつしかとめら
れません。交通量がそう多くないとはいえ、
カーブの多い峠道なので路上駐車は控えま
しょう。


ここでこのページをご覧くださった方にちょっとお得な情報を。
東京方面から軽井沢に行くには上信越自動車道碓氷軽井沢ICを利用するのが一般的ですが
インターチェンジから軽井沢駅方面に抜ける(その逆、行楽帰りは特に)道は、季節にもよりま
すが渋滞して非常に時間がかかります。手前の妙義松井田ICからですと国道18号の旧道を通
れば約30分で軽井沢駅の真ん前に到着です。途中、ご紹介したレトロな橋梁や坂本宿などの
見どころもあって快適なドライブを楽しめます。ただし、碓氷峠は標高差962m、道幅が狭い上
に184ヶ所のカーブがあります。運転にあまり自信のない方や車酔いしやすい人が同乗してい
る場合、そして悪天候のときはお勧めできません。


これは軽井沢のお気に入りの店、ドライフラ
ワーショップ「野ばら」さんから教えていただ
いた抜け道情報です。

「野ばら」は軽井沢駅から旧軽井沢に向かう
途中の東雲交差点左手にあります。



地図はこちら→



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