大沢温泉は立ち寄り湯も積極的に受け付けていて、山水閣、菊水館、自炊部それぞれの浴場に入ることができますが、受付はすべて自炊部の玄関で行っています。 |
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大沢温泉にはたくさんの浴場があるのでどこにしようかと迷うところですが、やはり何といっても混浴大露天風呂「大沢の湯」でしょう。大沢の湯は自炊部にあります。広い湯舟のすぐ隣は豊沢川の流れ・・・素晴らしい露天風呂です。 |
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橋の向こうに見える茅葺き屋根の建物が菊水館。
温泉雑誌などでよく目にするのはこのアングルだったでしょうか。誰もいないのをよいことに写真を撮っていたらしっかりアブに刺されました。私と入れ替わりに上がっていった年配の女性たちも「アブがうるさくてねえ」と言っていましたが、夏の露天風呂はアブが困りものです。
景色の良さにばかり目が行きがちですが、源泉かけ流しでツルスベ感のあるいい湯です。 |
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こちらは自炊部にある女性専用の露天風呂「かわべの湯」の入口。菊水館が間近に見えます。 |
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宮沢賢治は少年時代、父親に連れられて花巻仏教会の講習会場だった大沢温泉をしばしば訪れたそうです。後年、花巻農学校の教師となってからも生徒を連れて湯浴みに来たとか。また高村光太郎は東京大空襲でアトリエが焼失して宮沢賢治の父を頼って花巻に疎開。大沢温泉を「本当の温泉の味がする」と喜んだといいます。賢治も光太郎もこののどかな景色を見ながら温泉を楽しんだのでしょう。 |
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「薬師の湯」は自炊部の大浴場です。5〜6人ほど入れる湯舟が2つ。レトロな雰囲気の浴場です。 |
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今回は鉛温泉藤三旅館を10時にチェックアウトしたあとの立ち寄り湯でした。私たちがひと風呂浴びて売店でコーヒー牛乳を飲んでいると(よく温まる湯でなかなか汗が引きません)、日帰り入浴をしに来た人たちが次々と受付けをしていました。お目当てはやはり「大沢の湯」でしょうか。徐々に気温が上がってきたのでアブの動きも活発になってくるでしょう。刺されなければいいのですが。妻はアブが怖くて結局「大沢の湯」にも「かわべの湯」にも入れず、大沢温泉を満喫することができませんでした。アブがいない季節、特に秋、紅葉を眺めながら入るのが一番なのでしょう。 |
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【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★★☆ |
やなぎ妻: |
★★★☆☆ |
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2009年8月18日 |
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