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石湯は温泉街の一番奥まったところ、柏屋別荘の手前にあります。
昔は前を流れている湯川の河原にある岩盤がそのまま湯舟になっていたそうで、「石湯」の名はそこから付いたといいます。 |
前述したように真田氏の隠し湯だったといいます。池波正太郎の『真田太平記』にもしばしば石湯が登場します。幸村と女忍者お江(こう)が結ぱれたのもこの湯でした。寸暇を惜しんで読みふけったのを思い出します。
入口の左脇に、池波正太郎氏の筆による「真田幸村公隠しの湯」の石碑が建っています。 |
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入浴料金150円を払って浴室へ。男女別に巨石を組んだ内湯がひとつずつあります。
時間帯の関係で窓からあまり陽が入らないせいでしょうか。浴場は脱衣所から数段降りたところにあるので、なんとなく洞窟風呂のような雰囲気です。洗い場を含めて全体が石で統一されていて落ち着いた浴場です。
湯舟は7〜8人くらいが限度でしょう。この時は他に誰もおらず、静かな石湯を心ゆくまで味わいました。 |
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岩の上部の湯口から注がれる湯は源泉で、飲泉も可能で、コップも置いてありますが、浴槽内は循環式になっています。消毒は月2回定休日に行われるので、塩素臭さはありませんが、別所温泉にしては硫黄香と湯のまろやかさが少ないような気がします。
季節柄、リンゴが浮かべられ、甘酸っぱい香りが漂っていました。 |
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3つの共同浴場の中でも一番人気があるだけに循環も致し方ないのかもしれませんが、やはりお湯そのものはかけ流しの大師湯に軍配が上がるでしょう。 |
【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★☆☆ |
やなぎ妻: |
未入湯 |
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2006年10月30日 |
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