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共同浴場の「小倉乃湯」は温泉街の中心にあります。裏山の山容が京都の小倉山に似ているところから名付けられたといいます。入口の唐破風がおしゃれです。 |
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建物の脇には共同の洗い場があります。
洗濯料1回50円、種籾浸湯料1ヶ100円、
漬菜洗料1回300円、洗車料1回200円 |
と使用料金が書いてあります。
山で採ってきたキノコを洗っている地元の方がいらっしゃいました。ぬる湯なので何を洗うにもちょうどいいのだそうです。
ほっとする光景で、思わず写真を撮らせていただきました。 |
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料金は150円。券売機で券を買って受付けで渡します。 |
湯舟は2つ。大きい方の湯舟は10人くらい入れる広さ、小さい方は4人も入ればいっぱいというところでしょうか。
大きい方が人肌より低いくらいのぬる湯、小さい方は40℃弱の泉温で、別々の源泉がかけ流されています。
ちょうど田沢温泉の1号泉と2号泉の関係と同じようです。
小さい湯舟の吐湯口の脇には、寒冷期に加熱湯を加える蛇口が設置されていました。 |
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右の画像は青木村のパンフレットからお借りしました |
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左の写真は大きい方の湯舟。
青味がかった美しいお湯で、ほのかに硫黄の香りもします。
少し冷たく感じるので、最初に隣の温かめの湯舟に浸かるといいでしょう。
温くて優しい肌触りの湯で、いつまでも身を委ねていたい感じです。実際、地元の方と思しき二人の先客は、もう何時間もそうしているといったふうで気持ちよさそうに寝ています。
声をかけずに撮影するのも失礼なので、お二人が写らないように2枚だけ撮らせていただきました。 |
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湯舟の縁から洗い場に向かって、洪水のようにお湯が溢れています。洗い場の蛇口とシャワーから出るのも温泉です。石鹸やシャンプーは要持参です。 |
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県道を鹿教湯温泉方面に向かって少し行ったあたりから沓掛温泉の方向を振り返った風景。中央の山は夫神岳です。
滋野親王はこの景色を見て小倉山を偲んだのでしょうか。
夫神岳の標高は1250m。上田市街から見ると左手の少し低い女神岳とともに美しい円錐形に見え、まるで水墨画のようです。 |
【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★☆☆ |
やなぎ妻: |
未入湯 |
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2006年10月30日 |
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