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客室は13室(トイレ付き6、トイレなし7)。旧満山荘、旧おもとやと同様に「日本秘湯を守る会」の加盟宿になっています。 |
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チェックインは午後3時から。のどかな景色を眺めながらウエルカムティーとお菓子をいただきます。ロビーには見覚えのある家具や調度品が並んでいます。それもそのはず「持てる物は全部奥山田から持ってきました」と二代目ご主人。 |
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部屋に案内してくれたのは26才になる三代目。話し方がお父さんとそっくりでついつい笑ってしまいます。 |
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三代目の話によると、限られた予算の中でどこをどうリフォームするか家族で話し合ったそうです。最終的に妥協せざるを得なかったのが通路だとか。ロビーからトイレなしの部屋が並ぶ廊下は右上の写真のようにきれいにリフォームされていますが、その先、今回我々が予約したトイレ付きの部屋がある棟は今回は断念した部分のようです(左上および左の写真)。 |
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8畳の和室に広縁と簡易ベッドが置かれた板の間があります。宿の人は部屋への案内の時以外は一切立ち入らないという方針は奥山田以来一貫していて、チェックインの時点ですでに布団が敷かれています。チェックアウトまでのんびり過ごしてほしいという、うれしい配慮です。 |
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窓からは庭園の木々とその向こうに山々が見渡せます。エアコンはありません。訪れた日、東京は35℃越えの猛暑でしたが、こちらは窓からの風と扇風機で凌げます。昨今の狂ったように暑くなる以前の昔の日本の夏といった感じです。でももっと涼しくないと嫌だという方は真夏の宿泊は避けたほうが良いでしょう。 |
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通路だけでなく、こちらの棟は部屋もリフォームから取り残されてしまったようで、クローゼット(というか押入れ)の立て付けも悪く、一番がっかりしたのがトイレ。排水穴がガムテープでふさがれ使用不能のユニットバスに「取ってつけた」を絵で描いたようなトイレ(一応ウオッシュレット)と洗面台。これにはテンションが下がりました。 |
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トイレなしの部屋のドアが開いていたので覗かせてもらいました(写真左)。シックにリフォームされた室内にベッドが置かれています。共同トイレもきれいにリフォームされています(写真右)。宿泊料はトイレ付きトイレなしいずれも16,200円(税込)・・・トイレなしのほうがよかったかなとちょっと後悔。 |
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温泉は沓掛温泉1号泉(アルカリ性単純温泉)と沓掛温泉3号泉(アルカリ性単純硫黄温泉)の2本を使用。1200年の歴史を刻む、折り紙付きの名湯です。
浴場は半露天+内湯と内湯のみの2ヶ所。午後10時男女交代制です。下の写真をクリックしてください。 |
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エスプレッソメーカーやマッサージ機もあります。部屋には冷蔵庫がなく、談話室の入り口にある冷蔵庫を自由に利用できます。これも奥山田時代と同じシステム。冷凍庫にはアイスキャンデーのサービスも。 |
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チェックイン後、ひと風呂浴びた後はちょっと散策を。 |
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庭の池にはテラピアがいます。
恐ろしいほどの数です(笑) |
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県天然記念物・野生里芋(俗称「石芋」)
縄文時代に東南アジアから渡来したと言われる野生の里芋。日本での自生地は沓掛温泉他数ヶ所だけ。昔、この地を訪れた弘法大師が里芋を洗っている老婆にそれを所望したところ、「この里芋は硬くて食べられない」と断られた。弘法大師が立ち去った後、里芋は石のように硬くなり食べられない芋になってしまったという伝説があるとか。 |
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温泉街の中心にある共同浴場「小倉乃湯」と洗い場。
詳しくはこちらをご覧ください→ 沓掛温泉小倉乃湯 |
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食事も満山荘の大きな楽しみです。
地の食材、旬の食材をふんだんに使った女将の創作料理は一品一品が実に美味。「Food風土」というシャレたネーミングの食事処でいただきます。 |
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←左の画像をクリックしてください。 |
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新生満山荘・・・今回は様子見半分で訪れました。家族の話し合いで決めたというリフォームの優先順位は、食事処→露天風呂→部屋(トイレなし)→共同トイレ→フロント回り といったところでしょうか。美味しい料理と心地よい温泉を提供するという一貫したコンセプトを感じます。館内の美観とデザインに拘りを持つ二代目ご夫婦のことですから、経営が波に乗ればトイレ付き客室、内湯、廊下と次々にリフォームされることでしょうし、満山荘ファンとしてもそう願っています。 |
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思い出に旧満山荘のHRを残しておきます→ 奥山田温泉満山荘 |
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【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★★☆ |
やなぎ妻: |
★★★☆☆ |
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2016年8月9日 |
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