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松代温泉 〜国民宿舎 松代荘〜
まつしろおんせん まつしろそう

長野県長野市松代町東条3541
松代温泉は長野市松代町の郊外に湧く温泉。松代は、真田家が上田から移封された後、明治維新を迎えるまで真田十万石の城下町として栄えた地である。

温泉の歴史は古く、日蓮上人が佐渡に島流しされる折に入浴したという言い伝えが残り、また甲斐の武田信玄と越後の上杉謙信が激突した川中島合戦場が近く、信玄が負傷した兵を療養させたという。
松代荘のすぐ近くに、日帰り入浴施設の加賀井温泉一陽館がある。「加賀井」はこのあたりの古い地名で、昭和5年開業の一陽館はこの地域の温泉開発のパイオニア。かつては一陽館から各宿に配湯していたそうで、松代温泉の名称が使われ出したのはより高温の新源泉を掘り当ててからのことである。

【松代荘 入湯レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。
国民宿舎松代荘は真田十万石の誇りを感じさせる総平屋建ての重厚な構え。日帰り入浴も積極的に受け付けていて、昼食付きの日帰りプランも用意されています。
以前、休日に訪れたときは芋を洗うような混雑ぶり。今回は平日の午後でしたが、銭湯代りに利用する地元の人でにぎわっていました。

浴場は内湯と半身浴用の湯舟、露天風呂が男女別にあり、それとは別に宿泊者専用の浴場もあります。そのすべてが非加熱、非加水の源泉かけ流しというのですから素晴らしい。

内湯は20〜30人は余裕で入れそうな湯舟で、これだけの広さにもかかわらず湯は結構熱め。この浴槽だけでも毎分200リットルの源泉を投入しているそうです。

茶褐色のにごり湯なので足元に注意が必要ですが、湯舟の入口側に手すりが設けられ、底も緩やかなスロープにしてあるという配慮もなされています。
上の写真はパンフレットからお借りしました。
左は露天風呂。高い塀で囲まれているので眺望はゼロですが、頭が外気で冷やされる分、熱湯でも長湯を楽しめます。

茶褐色の湯がこけ威しでないのは、湯舟から溢れ出る湯でできた堆積物を見ればわかります。カルシウム、鉄分、ナトリウム等、全国屈指の成分含有量を誇る高濃度の湯。舐めてみると鉄分、塩分、渋みの混じり合ったものすごい味です(試さないほうがいいです)。

体が芯から温まるいい湯です。

始めに書いた加賀井温泉一陽館の湯と松代荘の湯、分類上はほぼ同じ泉質の茶褐色の湯ですが、泉温は違い、一陽館は熟成されたマイルドな浴感のぬる湯、松代荘はストレートな強さを感じる熱い湯です。夏場は温めの加賀井温泉、冬場は熱い松代温泉という入り分けもよいかもしれません。
また行ってみたい度 こちらをお読みください
やなぎ夫: ★★★★★ やなぎ妻: ★★★★★
2009年3月30日

DATA (記載情報は訪問時のものです。変更されている場合もありますのでご注意ください)
【泉質】 含鉄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
【源泉温度】 45.2℃  【pH】 6.7
【湧出量】 740リットル/分 (掘削自噴)
ノート】 源泉かけ流し
【効能】 神経痛、関節痛、慢性消化器病、切り傷、火傷、慢性皮膚病、慢性婦人病ほか
【日帰り入浴時間】 10:00〜17:00 / 17:30〜22:00
【入浴料金】 500円
【電話】 026(278)2596
【HP】松代荘公式サイト
【地図】 
【アクセス】 上信越道長野ICから5分
       JR長野新幹線長野駅からタクシーで30分


 立ち寄りスポット:胴合橋


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