中棚温泉は懐古園(小諸城趾)の南の外れ千曲川を見下ろす高台にあります。 |
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以前立ち寄り湯をしたことがあり、風呂の泉質も雰囲気もよく、宿の人の対応も気持ちよかったので、今回宿泊することにしました。 |
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お茶と胡桃クッキーを頂きながらチェックイン |
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フロントには藤村直筆の『千曲川旅情のうた』が飾られています。 |
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きれいな絵や調度品が飾られ、長い廊下も飽きることがありません。 |
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今回案内されたのは
「ききょう」という部屋 |
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部屋は次の3つのタイプがあります。平成館和洋室タイプ(ベッドルーム+8畳+四畳半、シャワートイレ付)、平成館和室(8畳、シャワートイレ付)、大正館(洗面、トイレなし)。「ききょう」は中間価格の平成館和室8畳の部屋です。 |
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ベッドルーム付も魅力的ではありますが、二人ならこの広さで十分です。部屋の窓からは日本最長の河川、千曲川も見えます。ただし、川の手前には住宅やアパートが建っていて、絶景とはいえないのが少し残念です。 |
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ワインのミニボトルのプレゼントが置いてありました。冷蔵庫に冷えた温泉水が入っているのもうれしいサービスです。女将が言うに、これを飲めば二日酔いしないそうです。 |
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さあ、それでは風呂へ行ってみましょう。
「文人風呂」と名付けられている浴舎へは、一旦外へ出て石段を昇っていきます。 |
石段には雨除けのビニールがトンネルのように張られています。緩やかですがお年寄りにはちょっときついかも。
石段の途中には休憩用の東屋と飲泉所があります。飲みやすい温泉で、汲み帰りもできるようです。 |
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浴場は男女別に1つずつ。それぞれに内湯が1つ、露天風呂が2つあります。雰囲気の良い浴場と素晴らしい泉質で、石段にもかかわらず何度でも足を運びたくなります。
浴場のレポートは下の男女それぞれの画像をクリックしてご覧ください↓ |
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宿の高台には冒頭で紹介した木村熊二の別荘「水明楼」があり、自由に見学することができます。 |
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島崎藤村もこの書斎と、そこから眺める千曲川の流れを楽しんだそうです。 |
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中棚荘は料理自慢の宿でもあります。
朝夕食をご紹介しましょう。
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右の画像をクリックしてください→ |
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どうも女将さんが動物好きなようで、敷地内にはいろいろな動物がいます。 |
ヤギは雑草を食べてくれるし、乳もとれ(母乳に近いとか)、丈夫で人懐っこいと良いことずくめだそうです。 |
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一瞬カバかと思いましたが、黒ブタです。 |
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ミニブタということで飼い始めたそうですが、どういうわけかみるみる巨大化してしまったとか。
鼻息荒く、ものすごい勢いでリンゴを食べています。 |
従業員が言うに「女将がかわいがって餌をやりすぎたせいでしょうか(笑)。」 |
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他にも、犬(パグ)、ウサギ、カメなどがいました。 |
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朝食のあとはもうひと風呂。チェックアウトが11時で布団も敷いたままにしてくれているのでまたごろり・・・ぐうたら族には最高の贅沢です。
中棚荘はお風呂が素晴らしく、また従業員の皆さんも感じが良くて、お気に入りの宿がまたひとつ増えました。 |
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宿の入口に、藤村の詩『初恋』に因んで「初恋ポスト」と名づけられた懐かしい丸型ポストが立っています。 |
やさしく白き手をのべて りんごをわれにあたへしは
薄紅の秋の実に 人こひそめし初めなり |
中棚荘では毎年、「初恋はがき大賞」というコンテストを行っています。島崎藤村が初恋の詩を発表したのが明治29年10月30日。それに因んでで10月30日を「初恋の日」と定め、全国から初恋はがきを募集しています。大賞受賞者には中棚荘ペア宿泊券が贈呈されるとか。 |
【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★★★ |
やなぎ妻: |
★★★★★ |
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2008年3月29日
2013年9月28日立ち寄り湯 |
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