仙仁温泉 ~花仙庵 岩の湯~
せにおんせん かせんあん いわのゆ |
長野県須坂市大字仁礼3159 |
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仙仁温泉岩の湯は、十数年前に泊まって以来、我々夫婦の中で常にN0.1の宿。
温泉、雰囲気、料理、接客・・・どれをとっても一級品である。唯一の欠点はなかなか予約が取れないこと。一年近く前から予約が埋まるという人気ぶり・・・チェックアウトの際に次の予約を入れて帰る宿泊客も多い。 |
仙仁温泉岩の湯は菅平高原の北麓、須坂の街からだと菅平に向かう大笹街道の上り口にある一軒宿で、温泉の歴史は古く、仙人伝説が残る他、武田信玄、上杉謙信の隠し湯とも言われている。 |
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【花仙庵岩の湯 宿泊レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。 |
以下、2004年夏、2006年冬、2007年冬、2009年冬、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年冬に撮影した写真を織り交ぜてご紹介します。 |
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冬になると送迎門の裏手に吊るし柿・・・
あゆみ入りて ふるさとの小さき庵につきぬ
門の表に書かれた言葉を具現化したような
心安らぐ演出です。 |
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ちなみにこの吊るし柿、夜になるとサルが食べにくる
そうで、少しずつなくなってしまうとか。 |
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駐車場で出迎えてくれた宿の人に案内されて送迎門の暖簾をくぐり、仙仁川にかかる橋を渡って玄関へ。 |
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岩の湯は日本秘湯を守る会の加盟宿です。 |
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ラウンジで抹茶とお菓子を頂きながらチェックイン |
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この宿の人気の理由のひとつに、従業員の接客態度があります。予約時の電話での応対もよく(部屋がいっぱいの場合でもまた電話してみようという気になります)、その気持ちよさが到着してから帰るときまで続きます。 |
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直接応対してくれる係りの人はもちろんのこと、どの従業員も廊下ですれ違うと立ち止まり、掃除の手を止め、あるいは運んでいる荷物を置いて、にこやかに挨拶してくれます。
チェックアウト時に部屋を出た時に、たまたま通りかかった清掃中の従業員が「お荷物をお持ちしましょう」と声を掛けてくれたのにはびっくり。(お気持ちだけいただきました) |
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夕食時のこと、酒器に添えられた菊の花が可愛らしいので「持ち帰ってもいいですか」と言うと、「萎れないようにお帰りの際に水を染ませてお持ちください。挿しておけば根付くかもしれませんね」とキッチンペーパーとビニール袋を用意してくれました。
そういった心遣いがごく自然な感じでなされています。 |
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たまたま見つけた金井辰巳社長のインタビュー記事(長野商工会議所サイト「商工会議所だより 2004年10月号」)に印象的な言葉がありました。・・・・・『ふつう、旅館の仕事は土日の休みはない。かきいれどきの盆暮れ正月クリスマスの休暇もない。これでは社員が自分の家族と幸せに過ごせません。そこで、お客さんには申し訳ありませんが、盆暮れ正月クリスマスを含め、私どもでは年間27日の休館日をいただいております』・・・・・岩の湯の人気の秘密が少しわかったような気がします。 |
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それでは部屋をご案内します。 |
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部屋のタイプは3つ (料金は2012年現在 / 税別 / 休前日・特定日は2,000円増) |
部屋名(or画像)をクリックして各部屋の滞在レポートをご覧下さい。 |
タイプ |
6名 |
5名 |
4名 |
5名 |
2名 |
仙寿亭 |
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22,000円 |
23,000円 |
24,000円 |
26,000円 |
10畳 |
30,000円 |
8畳 |
26,000円 |
仙郷亭 |
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24,000円 |
25,000円 |
26,000円 |
28,000円 |
35,000円 |
仙山亭 |
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28,000円 |
30,000円 |
32,000円 |
35,000円 |
42,000円 |
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従業員が部屋に入るのは案内してくれたときと夕食中に布団を敷くときのみ。翌朝もチェックアウトまで布団を敷いたままでいてくれるのも、ぐーたら族には最高にうれしい! |
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部屋の鍵が2つ用意されています。これなら湯上がり後の待ち合わせ時間を
気にすることなく、のんびり入浴を楽しむことができます。 |
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さあ、温泉に行ってみましょう。 |
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岩の湯の浴場は全部で5箇所。湯舟の総数は13もあります。そしてそのすべてが源泉かけ流し(貸し切り風呂、家族風呂は加熱のかけ流し)。湯量が豊富で、洞窟風呂が自然湧出、その他が掘削自噴で、肌触りの柔らかなよく温まる泉質です。個人的には洞窟風呂のお湯が一層まろやかでかすかな硫黄香も感じられて好みです。 |
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洞窟風呂をはじめとしてどの風呂も個性的です。貸し切り風呂は各入口の『あき』『使用中』の表示を確認し、空いていればいつでも自由に利用できます。客室数18に対してこれだけの浴場があるので、混み合うことはありません。是非全部を味わいたいものです。 |
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