旅館すぎもとの創業は1868年。美ヶ原温泉屈指の老舗です。随所に内外の民芸品が置かれていて、民芸運動が盛んだった信州松本らしさが感じられます。館内にはジャズ・バラードが流れ、オシャレな雰囲気の民芸の宿です。 |
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ウエルカム・ティーは濃茶と砂糖菓子 |
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今回案内されたのは「女鳥羽」という部屋 |
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客室は全17室で、一つとして同じ造りの部屋がありません。
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部屋に通されて思わず「わあ〜」と声を出してしまいました。吹き抜けの天井、太い梁・・・昭和初期に建てられた家屋を改築したものだそうです。 |
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6畳+4畳の和室。窓からは松本の街、そして天気が良ければアルプスの山々が見えます。 |
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ベッドルーム。このベッド、とても寝心地がいい。熟睡できました。 |
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もう一つご紹介したいのがオーディオ。山水のアンプにこの宿のご主人のものすごい拘りを感じます。「この部屋ではこれを聞くのです」と言わんばかりに置いてあるのがディオンヌ・ワーウイックのCD。テレビも2台あるのですが、結局一度も付けず仕舞い。ほとんどこの部屋で過ごしました。 |
カシニョールや棟方志功などのアートも飾られていて、我々の旅のテーマ「脱日常」を実感できる部屋です。 |
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さあ、それでは風呂へ行ってみましょう。
中庭に銀色の建造物があり、ここが奈良時代から伝わる「束間の湯」の源泉井戸です。 |
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浴槽は内湯と露天風呂が男女別に1つずつと、貸切り風呂があります。
←左の画像をクリックしてください。 |
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湯上りには涼み処があり、小さいながらも手入れの行き届いた日本庭園を眺めながらゆったりできます。 |
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よく冷えたビールやジュースが。ミニトマトは無料で頂けます。 |
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夕方5時。ご主人による蕎麦打ちの実演があります。 |
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蕎麦粉は地元産の信濃1号。香りの変化(ご主人曰く「ダイアナ→エリザベス→ビクトリア」??)でこね具合を判断する
とか。打ち終わるまで30分、かなりの体力と細やかな神経が必要な作業のようです。1日10枚限定で、夕食時に別注文。
蕎麦好きとしては、ご主人拘りの一品、ぜひ味わいたいです。ちなみにご主人、どことなく俳優の萩原流行さんに似てい
ると思ったのは私だけ? |
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食事は地下通路を通って道路を挟んで向かいにある料亭で頂きます。 |
右の画像をクリックしてください→ |
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夕食後、部屋に戻ると食事のときに食べ切れなかったご飯を
おにぎりにして置いてくれていました。デザートのフルーツも
添えて。 |
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饅頭やら飴やらいろいろ用意してくれているのですが、
もうお腹いっぱいで・・・結局テイクアウトしました。 |
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浴衣の他にパジャマを用意してくれているのも
うれしい心づかいです。 |
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調度品から食材に至るまで、すべてにこだわりを感じる宿で、素晴らしかった
です。料理も美味しく、とくに飲兵衛にはたまらない品がずらり。きっとご主人
が相当お好きなのでしょう。品数も量も多く(これもご主人のこだわりだそうで
すが)、これに関しては妻に言わせると女性としてはもう少し少ない方がうれ
しいとのこと。部屋の居心地も満点で、いつまでもいたいという感じ。チェック
アウトが11時ならさらにうれしいのですが・・・。
すぎもと・・・評判どおりのいい宿でした。是非また泊まりに行きたいです。 |
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【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★★★ |
やなぎ妻: |
★★★★★ |
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2008年8月18日 |
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