小諸の街から高峰高原に至るチェリーパークラインを上っていくと、やがて浅間山登山口とその隣に天狗温泉浅間山荘の看板があります。
目指す天狗温泉まであと4q。ここからはダート道になります。
ちなみに連合赤軍あさま山荘事件とは関係ありません。 |
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ダート道といっても道幅はそこそこ広いのですが、かなり荒れている部分もあるので、十分気を付けて走行してください。落葉松や白樺の林がきれいです。 |
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ほどなく天狗温泉浅間山荘に到着。土曜日の昼時でしたが、広い駐車場に車が沢山泊まっていてちょっとびっくり(温泉が混んでいるのではと心配)。 |
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冒頭でも紹介したとおり、ここは浅間山の登山口になっている他、乗馬場やテニスコートなどのレジャー施設があります。入浴客ばかりではないようです。 |
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ダート道を上っているときは鄙びた秘湯の宿を想像していたのですが、建物も拍子抜けするくらいきれいです。 |
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フロントで入浴料金を払って浴場へ。食堂は乗馬や登山客で賑わっていましたが、浴場のほうは男湯も女湯も貸切り状態。ラッキーです。 |
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赤褐色の湯・・・野菜ジュースのような色といったらいいでしょうか。ニンジンのような赤。「日本一赤い温泉」ともいわれるだけあって、私が今までに入った温泉の中で一番赤い湯です。もし山中でこんな色の湯だまりを見つけたら入るのを躊躇することでしょう。
300メートルほど離れた源泉から空気に触れないように引き湯し、42℃に沸かして使用しています。湯口では無色透明なのですが、湯舟で空気に触れて酸化されることによってこのような赤褐色になります。舐めてみると強烈な鉄分を感じる味でした。 |
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洗い場も広く、清掃が行き届いていてきれいな浴場です。 |
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湯舟は男女別に内湯が1つずつですが、大きな窓からはそとの景色が見え、ゆったりした気分で浸かれます。実によく温まる湯で、数分浸かっただけで体が芯から温まりました。 |
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鉄分のために給排水管は詰まりやすく、湯を温めるボイラーは1、2年でだめになってしまうとか。この赤い温泉の維持管理には並々ならぬ苦労があるようです。 |
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入浴後、食堂で手打ち蕎麦を食べましたが実に美味しかったです。ナイアガラ(ブドウ)ジュースもお薦めです。 |
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右は浅間山荘の売店で求めた辛口純米「秀峰浅間」(橘倉酒造・長野県佐久市臼田)とぐい飲み。ぐい飲みは「天狗焼」。天狗温泉の沈殿物を練り込んで焼いたのだそうで、まさしく天狗温泉の色そのものです。地元小諸市内の農業を営む方が半ば趣味で作っているそうです。 |
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天狗温泉浅間山荘、気に入りました。ダート道で車が埃まみれになるのがちょっと悲しいですが(洗車仕立てのピッカピカでは行かないほうがいいです)、極上の赤湯と美味しい手打ち蕎麦が味わえるのなら、何度でも訪れたい秘湯です。 |
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【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
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2010年11月13日
2014年9月27日再々訪 |
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