扉温泉は県道67号線(松本和田線)沿いにあり、松本市街側と扉峠側の2つのルートがあります。今回は蓼科方面からビーナスラインをドライブして扉峠から県道を下るルートをとりましたが、これが選択ミス。扉峠を過ぎて間もなく「扉温泉左折」の標識がありましたが、ゲートには「大型車通行止・すれ違い困難」の注意書き。宿のHPには扉峠から15分とあったので、それくらいの時間ならなんとかなるだろうと進むことに。途中までは所どころにすれ違いのためのスペースが設けられていたのですが、やがてそれもなくなり乗用車1台通るのがやっとの狭い山道に・・・。「どうか対向車が来ませんように」と祈りながら進みます。しかし、ついに対向車が来てしまいました。幸い、対向車の車幅は狭く、道も山側にやや余裕のある箇所だったのでサイドミラーを畳んでどうにかすれ違い成功。その後も助手席のやなぎ妻は怖がることしきり。「平気、平気」と平静を装ったやなぎ夫でしたが、内心はドキドキ、冷や汗タラタラでした。 |
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なんとか谷底にたどり着き、「群鷹館入口」の看板があったものの、もうかなりの期間、車が通っていないような感じで草木が生い茂り、なおかつ車が乗ったら崩落しそうな(そんなことは決してありませんがそれほど心細かったのです))ダムの上を走ってようやく宿に到着しました。
行かれる際は、松本市街側からか、扉峠側からの場合は「扉温泉左折」の標識で曲がらず、「よもぎこば林道」を一旦松本市街側の進入口まで下り、改めて扉温泉に向かって県道を上る迂回路を強くお勧めします。 |
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午後3時にチェックイン。ロビーでウエルカムティーを頂いて部屋へ。館内は近年リニューアルしたばかりのようできれいです。ただ、おそらくはふんだんに使われている焼き杉か塗料の臭いだと思うのですが、籠ったような臭いが気になりました。もう少し年月がたてば落ち着いてくるのでしょう。 |
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6畳+広縁に客室露天風呂が付いた「鹿」という部屋。トイレはウオッシュレットです。 |
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今回は「源泉露天風呂付き客室!!料金お得カップルプラン」を利用。6畳間は2人でも手狭ですが、客室露天風呂が付いて1人14,800円なら文句は言えません。「独身カップルに最適!!」というプランのキャッチコピーは少々気恥かしかったのですが・・・
でもやっぱり少々狭いかな。昼なお暗き山中の小部屋という雰囲気。露天風呂のあるテラスから下を覗くと渓流が音を立てて流れていて、夜はライトアップされます。 |
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風呂は入るときに自分で湯を張ります。左側が加温した温泉(50℃くらいの高温)、右側が源泉そのままの冷泉(湧出時で30℃弱なのでここまで引くまでにさらに冷たくなっています)。 |
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蛇口をひねって出てくるまで一度も空気に触れていないというピュアな湯は、ご主人が自慢するだけあって新鮮そのもの・・・素晴らしい肌触りです。 |
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浴場は内湯が男女別に1つずつと
貸切露天風呂が2つあります。 |
下の画像をクリックしてください。
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冒頭でも紹介したように、扉温泉は松本地方で「西の白骨、東の扉」と言われ、胃腸の名湯として古くから親しまれてきました。
ひと口に扉温泉といっても利用施設によって源泉が異なり(日帰り入浴施設「桧の湯」の泉温は40.9℃)、群鷹館の源泉温度は29.9℃と低温のため、加温しています。
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貸切り露天風呂 |
内湯 |
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食事は食事処でいただきます。
←左の画像をクリックしてください |
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宿は人それぞれに好みがあって当然ですが、我々夫婦にはちょっと合わなかったかなというのが正直な印象。ご紹介してきたとおり、温泉や料理は良いのですが、館内の雰囲気が独特。仕事のほとんどを作務衣姿のご主人が一人でやっているようで少々お疲れのご様子。チェックイン早々「貸切り露天風呂へは何時に入りますか?」で始まり(時間調整があるのだから聞くのは当然ですが、言い方の問題)、朝食後には「コーヒーを用意する都合があるから」と、チェックアウトの時間を聞かれ・・・なんだか時間を縛られているようで・・・。朝食に行ったところ、ご主人とすれ違い、こちらから「おはようございます」と言ったら、挨拶代わりが「夕べと同じ場所ですから」にはびっくり。挨拶はちゃんとしましょう。11時までいられるところを我々にしては珍しく10時にチェックアウト。 |
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【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★☆☆☆ |
やなぎ妻: |
★☆☆☆☆ |
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2010年8月17日 |
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