建物の外観はお世辞にもきれいとは言えません。一緒に行った仲間が言うに「素晴らしい温泉があることを知らなかったら、この建物を見てUターンするだろう。」
目の前に大分自動車道のアーチ橋(別府明礬橋)が見えます。 |
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券売機で入浴券を買い、受付を済ませると長い通路を通って温泉棟に行きます。温泉棟にも受付があるので券をなくさないようにしましょう。
脱衣所から出たところにあるのが「コロイド湯」という内湯。灰色がかった黄緑色の湯で、まず体を温めます。泥湯ではありません。
コロイド湯から露天の泥湯に行く途中にあるのが地下鉱泥湯(右写真)です。泥湯は水からの沸かし湯に比べて5倍の熱保有度があるそうで、この地下泥湯は露天よりもさらに成分が濃厚なため、小学生以下の入浴は禁じられています。泥で足を取られないように手すりが張り巡らされています。 |
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こちらが露天鉱泥湯。入り口はただの泥色をした湯という感じですが、中心部に行くにつれて足元のドロドロ感が増します。泥と言っても非常にきめが細かく、ソフトクリームのような感じ。湯温は38℃ということですが、熱保有度が高いせいでしょう。「ぬるい」という感じがしません。立入禁止区域に近づくにつれて泥の粘度も湯温も高くなります。入浴後に受付の方に伺ったのですが、火傷した人もいたそうですから、湧出付近は相当な温度だと思います。まさに「地獄」です。
混浴ですが、入口は別で仕切りもあり、ドロドロに濁っているので入り易いと思います。 |
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混浴大露天風呂の他に男女別の浴場もあり、こちらの方がさらに泥が多いです。仲間たちははしゃいで顔に泥パックしましたが、注意書きには顔には塗らないようにと書いてありました。
それにしても最初にこの泥湯に入った人はものすごい勇気の持ち主だと思います。 |
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TVチャンピオン(テレビ東京)の温泉通選手権で3連覇を達成した温泉研究家の郡司勇氏がその著『一湯入魂温泉』の中で、「天然記念物クラスの貴重さをもつ泥湯」であり「温泉好きの聖地」と絶賛するのも肯ける強烈な温泉・・・凄すぎます。「温泉保養ランド」という名前からは日帰り入浴施設をイメージしますが、宿泊もできます(1泊2食7500円)。 |
【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★★☆ |
やなぎ妻: |
未入湯 |
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2010年3月7日 |
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