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塚原温泉 〜火口乃泉〜
つかはらおんせん かこうのいずみ

大分県由布市湯布院町塚原1235
塚原温泉は、別府と由布院の境にそびえる伽藍岳(がらんだけ)の中腹、標高800mに湧く温泉。

その歴史は古く、12世紀、源為朝が山で狩りをしていた時、傷ついた鹿が湯だまりに浸かって傷を癒しているのを見て発見したという伝説が残っている。

以前は湯治棟もあったようだが、現在は日帰り入浴専用の温泉施設になっている。

【塚原温泉 入湯レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。
別府から湯布院へ、大分自動車道とほぼ並走する県道616号線は、鶴見岳や伽藍岳、由布岳の雄大な景色を見ながら走る快適な高原ルート。
塚原高原に入り、標識に従って(別府方面からだと)左折し、伽藍岳の噴火口に向かって坂道を1kmほど進みます。未舗装のオフロードと聞いていたのですが、未舗装部分はほんの200mほどで、至って走りやすい道でした。
駐車場からは噴火口付近の荒々しい山容と立ち上る噴煙が見えます。

施設は共同浴場と露天風呂がそれぞれ男女別に1つずつと家族風呂が4つあります。

駐車場にはかなりの車があり、共同浴場は混んでいる様子。せっかく来たのだからゆったり入りたかったので家族風呂に入ることに。家族風呂は1時間2000円で1人あたり1000円。共同浴場の倍ですが、かけ流しの湯を2人占めできるのですからそう高い料金ではありません。
浴場は至ってシンプルで、定員2人といった感じの湯舟が1つ。熱めの湯がかけ流されています。

窓からは金色に紅葉した山が見えていい雰囲気。
塚原温泉はpH 1.4の強酸性。入口の看板によると「酸性度の高さ 日本第2位」(第1位は秋田県玉川温泉のpH 1.2)、「アルミニウムイオンの多さ 日本第2位」「鉄イオン含有量の多さ 日本第1位」だそうです。

グレーに濁った湯はいかにも効きそうで、硫黄と酸味を感じる匂い。舐めてみるとやや苦味のあるレモン水のような味がします。

塚原温泉は由布市湯布院町にありながら、由布院温泉の女性的な感じとは正反対の
素朴で力強さを感じる温泉でした。
また行ってみたい度 こちらをお読みください
やなぎ夫: ★★★☆☆ やなぎ妻: ★★☆☆☆
2008年11月22日

DATA (記載情報は訪問時のものです。変更されている場合もありますのでご注意ください)
【泉質】 酸性-含硫黄・鉄・アルミニウム-カルシウム-硫酸塩泉 
【源泉温度】 60℃   【pH】 1.4
ノート】 源泉かけ流し
【効能】 慢性皮膚炎、糖尿病、切り傷、火傷、神経痛、痔疾、動脈硬化症などなど
【入浴料金】 大浴場=500円、家族風呂=2000円(大人2名、子供2名まで)、露天風呂=600円
【営業時間】 9:00〜19:00 (6月〜9月)
 9:00〜18:00 (10月〜5月) *年末年始は休業
【電話】 0977(85)4101
【HP】 塚原温泉火口乃泉公式サイト
【地図】 
【アクセス】 大分自動車道湯布院ICから県道616号経由約20分 / 別府ICから県道616号経由約25分
       JR久大本線由布院駅から車で約15分



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