ばらと温泉と日本酒ラベル/温泉の巻 
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温泉地でのいやな経験

ここではみなさんから投稿して頂いた温泉地でのいやな経験、つらい話をご紹介します。温泉や宿、施設名のイニシ
ャル化と段落分け等の一部手直しを除き、原文をほぼそのまま転載させていただきました。「私はこの温泉が好きだ」
とか「私が訪れたときのこの宿の接客はすばらしかった」という意見ももちろんあると思います。しかし、そう頻繁に温
泉旅行に行けるわけでもなく、「一期一会」といいますが、ほとんどの場合、その人とその温泉や宿との出会いはその
とき一回限りです。ですから図らずもいやな思いをしてしまった以上、その経験がその温泉地や宿に抱く印象を決定
づけるのです。それをご理解いただいた上で、このコーナーをお読みください。

【第1話】I温泉は町ぐるみで意識改革を・・・群馬県I温泉 (投稿者:やなぎ)
 2002年5月にI温泉を訪れました。GWのど真ん中、天気もまずまずだったのですが、まだ午
前中のせいか温泉街は閑散としていました。人出が少ない観光地というのもなんとなく寂しい
ものです。そんなことを話しながら夫婦二人で歩いていると、通りかかった土産物屋から店の
おばちゃんが出てきました。「いらっしゃい。どうぞ見ていってください」と声をかけられるものと
ばかり思ったら、おばちゃんは伸びをしたかと思うと「はあ〜〜〜」と大きなため息(深呼吸?)
をついて店先の椅子に腰を下ろし、日向ぼっこを始めたではありませんか。土産物屋を覗くの
が結構好きな我々ですが、これには興ざめでした。
 それでもひと風呂浴びていこうということで、ドイツ風のしゃれた建物の「KBの湯」へ行きま
した。マッサージもできるということなので、受付けの男性に「マッサージをお願いしたいんです
が」と言うと、「今、やってません」と無愛想な返事。「何時からですか」と尋ねると、「さあ。」口
を開くのも面倒という感じ。よっぽど入浴もやめようかと思ったくらいです。お湯はとてもいいの
に、受付けでの問答を思い出すと嫌な気分になって温泉自体も楽しめませんでした。帰りの車
の中で「こりゃ、I温泉ぐるみで『貧乏脱出』(当時テレビ東京でやっていた、客の入らない店を
改造するという、みのもんたさん司会の番組)に出すしかないな」ということで意見が一致しま
した。
 職場でこの話をしたら、家族旅行でI温泉の旅館に泊まったら宿の従業員の態度が横柄で、
連泊予定を一泊で切り上げたという同僚がいました。さらに実家の父にも話したところ、30年
程前に社員旅行に行った際にも宿の態度に嫌な思いをしたことがあるとのこと。そうしてみる
と、土産物屋のおばちゃんも日帰り入浴施設の受付けも偶然が重なっただけとは思えなくな
りました。茶褐色の湯と情緒満点の温泉街・・・いいものを持っているのに残念です。

【第2話】迷惑なら入湯手形やめたらどうですか・・・熊本県K温泉 (投稿者:やなぎ)
 2002年11月、念願のK温泉を訪れました。途中、山道でレンタカーのカーナビが乱心して道
に迷い、さらに雪も降り出すというハプニングもありましたが、無事K温泉に到着。宿のチェック
インを済ませた後、さっそく入湯手形(1200円で3軒の名物露天風呂に入れる)を購入して露
天風呂めぐりへと繰り出しました。実は妻は風邪をひいていて少々熱もあったのですが、楽し
みにしていたのだからと同行しました。
 1軒目、S館。ものすごい人気で、ロビーに順番待ちの列ができています。これは諦めるしか
ないかなと思いつつも近くにいた番頭さんに「どのくらい待ちますかねえ」と尋ねると、「この列
を見ればわかるでしょ。いつになることやら」との答え。それは見ればわかるけどその言い方は
はないんじゃない?
 2軒目、旅館W。ここも結構混んでいましたが順番待ちはしていません。受付けで「お願いし
ます」と入湯手形を差し出すと、「いらっしゃいませ」でもなくシールを剥がし宿のスタンプを押し
て「はい」とだけ言って手形を差し戻してきました。それは大して気にもならず、温泉を存分に味
わって玄関に戻ってみると・・・我々をはじめ外来客の靴が玄関の脇の方に無造作に集められ
ていて自分の靴を探すのにひと苦労しました。そう狭い玄関でもないのですが、中央部は宿泊
客のためのスペースというわけでしょう。きれいに掃き清められ、お迎えの準備が万端でした。
こうなると先ほどの受付けの態度まで無性に腹立たしく思えてきました。S館といいWといい、
K温泉がここまでメジャーになった今、本当は入湯手形なんてやりたくないのでしょう。
 でも3軒目はすばらしかったです。「地獄露天風呂」という風情ある風呂を持つ旅館N。恐らく
は女将さんでしょう。受付けの窓口からわざわざ玄関まで出てきて「いらっしゃいませ。手形を
お預かりします」とにこやかに言って、奥で手続きを済ませるとまた我々のそばに来て「お待た
せいたしました。どうぞごゆっくりお入りください」と深々と礼。ここに泊まってここの風呂にだけ
入ればK温泉の印象は180度違っていたでしょう。手形はもう1軒分残っていましたが、妻の風
邪も気になるし、好印象の宿に出会えたところで露天風呂めぐりは切り上げました。

【第3話】GY館の接客態度は最悪・・・千葉県Y温泉 (投稿者:Dさん)
 2005/11/26 12:00ごろ入浴と食事をするためにY館へ行きました。温泉街は紅葉シーズン
でかなり込んでまして、なんとか駐車場に入ろうとしたところ、白いセーターだったかトレーナー
を着た50歳くらいの男がきて、無愛想というか偉そうに「今日は予約でいっぱいですよ。」と言
った。こちらが「食事も入浴もだめですか?」と聞いたところ、けげんそうな顔でうなずくだけ。
しかもこちらが車で駐車場に入ってきたことに対して、「ここにあったポールがみえませんでし
たか?」といやみっぽく、まるで「何で入ってくるんだよ!」と言わんばかりの態度がありありで
した。
 この人はY館の従業員だかなんだかわかりませんが、とにかく接客業をする者としては最低
な態度ではないかと思います。予約でいっぱいだろうが何だろうが客に対してもっと言い方が
あるはずです。仮にいやみなことを言ったと思ってなかったとしても、客である私が不愉快であ
ると受け取ってしまった以上、旅館側の分が悪くなるのではないでしょうか。なんでもそうです
が、今は一人の客に対するトラブルが旅館の屋台骨を揺るがす結果になることもあります。少
なくとも私は今日の一件でY館には絶対泊まりたくないと思いましたし、他の人にもそういう話
をしてしまうことになるかと思います。もっと人に対する思いやりを持って欲しいものです。とに
かく不愉快千万でした。

(管理人やなぎのレスに対して)
・・・癒しにいくはずが逆にストレスになってしまえば、誰でも腹が立ちますよね。ということでこ
の日は宿Sに行ってみました。ココは空いていて良かったんですが、やはりおかみさん?の態
度が少々ぶっきらぼうでした。まあココは寂れた温泉なのであまり期待しないほうがいいのか
もしれません。