ばらと温泉と日本酒ラベル/温泉の巻 
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予約電話

 最近、インターネットでの宿の予約が増えています。でもうちでは敢えて電話を使うようにし
ています。電話の対応でいい宿かハズレ宿かがなんとなくわかるからです。特に満室の場合
の答え方がポイント。こんな時期に電話してきたって空いているはずないだろうと言わんばか
りに「おかげさまで全館満室でございます」(ガチャン)は論外。第一「おかげさまで」などと言っ
てほしくない。こちらは予約が取れなくてがっかりしているのだから。また、初めは「はい、ただ
今お調べいたしますね」といい声を出しておきながら、二人であることを告げた途端、声のトー
ンが変わって「二名様だと空いてませんねえ」などという宿には金輪際泊まりません。
 逆にとても気持ちのいい対応で、次こそは泊まりたいと思う宿も結構あります。長野県鹿教
湯温泉にある三水館もそのひとつ。
 やなぎ「○月○日は空いてますでしょうか?」
  宿  「たいへん申し訳ございません。あいにく満室となっておりますが」
 やなぎ「そうですかあ・・・わかりました」
  宿  「すみません。またよろしくお願いいたします」
人気の宿だけにこうした電話をひっきりなしに受けているのでしょうが、鬱陶しがる様子は声に
かけらも表れず、予約が取れないのは残念ながら実に気持ちがいい。電話に出ているのは恐
らく女将さんでしょう。
 このやりとりをかれこれ三回繰り返していますが、三水館への思いは募るばかりです。