百観音温泉
ひゃっかんのんおんせん |
埼玉県久喜市西大輪2-19-1 |
|
 |
百観音温泉はJR宇都宮線東鷲宮駅から徒歩3分、住宅街の一角にある「近くの湯治場」がキャッチフレーズの日帰り入浴施設。
平成10年(1998)に、掘削開始から5ヶ月、1500mの深さで掘り当てた。天然ガスの力で噴出する、埼玉県内はもとより関東平野でも珍し自噴温泉だ。すべての湯舟が源泉かけ流しという、温泉好きにはたまらない入浴施設である。 |
|
【百観音温泉 入湯レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。 |
江戸時代、温泉を掘り当てたご当主の先祖発願により秩父三十四番、坂東三十三番百体の観音菩薩を祭った観音堂があった。明治維新の際に消失したが明治18年に再建された(現在のお堂は平成16年に建て直されたもの)。順調な温泉掘削は観音様の霊験のおかげとして、「百観音温泉」と命名されたという。 |
|
|
 |
館内は昔ながらの温泉センターといった感じで、気取らない素朴な雰囲気。浴場は2つ。「阿弥陀の湯」と「菩薩の湯」があって男女入れ替え制になっています。
それぞれの浴場には広い内湯とそのすぐ外に巨石で組まれたワイルドな露天風呂、さらに階段を上ると広々とした露天風呂があります。これらの湯舟がすべて源泉かけ流しというから素晴らしい。
今回訪れたときは男性が「阿弥陀の湯」でした。 |
|
|
浴場に入った瞬間から強い臭素臭を感じます。右の写真が内湯を出てすぐの所にある露天風呂。眺望はゼロですが、大胆に組まれた岩風呂はなかなかの雰囲気です。
手前の湯舟の右上に45℃近い高温の湯舟があります。じっくり浸かるなら手前か写真奥の湯舟。さらにのんびりしたいなら階段を上ったところにある露天風呂がいいでしょう。やや温めで開放感もあります。
舐めると強烈な塩味。温度といい、湯量といい、実にパワーのある湯です。 |
|
 |
|
|
 |
百観音温泉は「療養型天然温泉」「近くの湯治場」というキャッチフレーズのとおり、平日にもかかわらず年配の人たちでにぎわっています。「よぅ」「今日は遅かったね」などと声を掛け合い、パチンコ談義に花を咲かせたりしていました。地域密着型の「共同浴場」といった感じです。
思わず湯上がりのコーヒー牛乳を飲んでしまう・・・そんな温泉でした。 |
|
【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★★☆ |
やなぎ妻: |
未入湯 |
|
2012年3月12日 |
|