日光一刀彫 一分間流 〜中禅寺湖畔〜 (2006年9月17日) |
中禅寺湖は面積11.6平方キロ、最大水深163m、約2万年前に男体山の噴火でできた堰止
湖です。湖面の標高は1269mで、人造湖を除く面積4平方キロ以上の湖の中では日本一
の高さを誇ります。なんでも782年に日光開山の祖、勝道上人が男体山に登頂した際、山頂
からこの湖の存在を発見したとか。 |
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中禅寺金谷ホテルと日光湯元の板屋で立ち寄り湯をした後、今にも降り出しそうな空模様
ですが、久しぶりに来たので中禅寺湖畔をぶらりとしてみることに。 |
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「一分間流」というちょっと面白い名前の日光
彫りのお店があったので、入ってみました。
日光彫りは、大好きな軽井沢彫りのルーツな
ので興味があります。 |
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コンパクトで可愛い、三猿を彫った耳かきが
あったので買うことに。店のご主人がサービ
スで耳かきの裏に名前を彫ってくれました。 |
ご主人は日光一刀彫、三代目秀峰を名乗る
小平さん、間もなく喜寿を迎えるそうです。
一分間で日光彫りを完成させる技を持ってい
るところから「一分間流」。テレビの取材も多
そうで、「写真を撮らせてもらってもいいです
か」と尋ねると、「撮られ慣れてるよ」との返
事。店先には取材の際の記念写真がいっぱ
い飾られています。
現在は地元の中学3年生の卒業制作として
日光彫りを教えておられるそうで、完成作品
の写真を見せて頂きましたが、どれもなかな
かの出来栄え。「スパルタでやってます」との
ことですが、ひとつの作品を作り上げた経験
はいい卒業記念になることでしょう。 |
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道具はヒッカキという独特の切り出し刀一本 |
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我々も旅のいい記念になりました。 |
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