女夫渕は鬼怒川温泉方面からのバスの終点であると同時に、奥鬼怒四湯への起点でもあります。マイカーが乗り入れられるのもここまでで、車は公営無料駐車場に置き、ここから先は歩くなり、宿の送迎バスを利用するなりして(送迎バスは八丁湯と加仁湯のみ)目的地へ向かいます。
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八丁湯に一泊した帰り、大雪のために送迎バスの出発が遅れ、鬼怒川温泉駅行きのバスが出るまで2時間もあるため、女夫渕温泉ホテルの名物露天風呂に入浴することにしました(うれしい誤算です)。 |
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日帰り入浴は専用の出入口を利用します。まず入口右側にある自動販売機でカード式の入場券を購入(1,000円)。それから自動改札口のようなところにそのカードを入れて回転バーを通るという仕組みです。 |
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建物の中にも男女別の脱衣所がありますが・・・ |
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この雪の中を裸で歩く勇気がないので・・・ |
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露天風呂内のあづま屋にある脱衣所を利用することにしました。 |
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が、寒かったです。入浴後、吹き込んだ雪に埋もれて服が凍りかけていました。 |
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女夫渕温泉は毎分1,200リットルの湯量を誇り、渓谷沿いに12の露天風呂があります。
そのうちの7つには七福神の名が付いていて、七福神湯めぐりを楽しめます。 |
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中央に巨石が配されています。写真左側にわずかに見える囲いの向こうが女性専用の「布袋の湯」で、それ以外はすべて混浴です。 |
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この湯舟はとても温かったです。 |
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↑恵比寿の湯で恵比寿顔の一行
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寿老人の湯はあづま屋の下にあるので居心地がいい。
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女夫渕の露天風呂は数は多いもののどれも同じような造りでやや単調という評価も耳にしますが、雪の中だとそんな印象は受けず、野趣あふれるいい景色でした。 |
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12個中最大の露天風呂。5、60人は余裕で入れそうな広さです。それにこの湯舟は大量の湯を注ぎ込んでいるせいでしょう、広いわりに温さを感じませんでした。さらに白い湯の花がたくさん浮遊していて乳青色をしています。気持ちが良いのでほとんどこの湯舟にいました。 |
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大黒天の湯の一角には洞窟風呂があります。その奥には金精様が祀られていました。
写真を撮ったところ、上部にオーラのような何とも不思議な光が写っていました(↓)。 |
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金精神は豊穣や生産の神様。北関東から東北地方にかけては特にその信仰が盛んで、さらに温泉は女性を表すとされて温泉が未来永劫湧き続けることを願って男性である金精神を祀っていることが多いそうです。八丁湯の玄関にも金精様が鎮座していました。
ついでながら奥鬼怒の南、奥日光と群馬県の境に金精峠がありますが、女帝孝謙天皇の寵愛を受けた道鏡の男根を金精神として祀ったのがその名の由来だそうです。道鏡は孝謙天皇の崩御後、下野の国に向かう途中その峠を越える際、自分の男根があまりにも大きく重いのでその場で切り落としたなどという伝説もあります。 |
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奥鬼怒はこの冬一番という大雪でたいへんな寒さでしたが、思いもかけない素晴らしい雪見露天風呂となり、至福のときを過ごしました。
なお、雪のない季節の様子や宿泊情報は、温泉サイト仲間の奈良のご隠居さんのHPをご覧ください。 |
【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★★☆ |
やなぎ妻: |
未入湯 |
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2008年2月24日 |
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