【明賀屋本館 宿泊レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。 |
自称「温泉同好会」の仲間と訪れました。今回は会長は都合により不参加、2名での活動となりました。
塩原・福渡温泉を過ぎたら国道400号線「福渡」交差点を左折、箒川を渡ります。かんぽの宿を過ぎた少し先を県道56号に入ります。すぐ先の八方ヶ原方面へ向かうヘアピン急坂を右手に見ながら「塩の湯」の標識に従って細道を直進方向。廃業した「玉屋」跡を過ぎると明賀屋本館に到着。もう一軒の宿、柏屋はその先です。 |
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今回はインターネット予約で「平日謝恩プラン」(1名税込10,800円)を利用しました。2人なら十分な広さです。 |
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部屋の窓からは鹿股川の深い渓谷が見下ろせます。名物の「川岸露天風呂」はこの谷底にあります。
実は明賀屋本館はこれが2度目の宿泊。前回は2002年のやはりこの時期でした。若干のリフォームがあったのでしょうか、前よりも館内が明るい印象を受けます。トイレもウオッシュレットになっていました。これはポイントUPです。 |
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「空いている今のうちに是非ご利用ください」とのご主人の言葉に従い、浴衣に着替えるや「川岸露天風呂」へ。 |
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エレベーターで男女別大浴場のあるB1まで降りるとそこから先は試練が待っています。80段の階段、しかも城の天守閣にあるような急階段もあります。待ち受ける快楽のためには帰りの苦難を覚悟しなければなりません。 |
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脱衣所に到着しました。上が女性用、下が男性用になっています。脱衣所の窓からお目当ての露天風呂が見えます。 |
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映画のロケでも使われたことがあるという川岸露天風呂。鹿股川沿いに3つの湯舟が並んでいます。映画のロケでも使われたことがあるといいます。まさに「湯舟」と呼ぶに相応しい風情です。
かつて北原白秋が「一面にさす 青い葉漏れ日」と詠んだという露天風呂。『和みの千年温泉』(旅の手帳・交通新聞社)に「昔は近所の子たちと一緒に川で魚突きをして遊び、寒くなったら湯船に飛び込んだものです」という明賀屋本館17代当主の言葉が載っていました。
湯を舐めてみると・・・予想どおり、ずばり鉄+食塩水。 |
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前に12年前(2002)に訪れた時は、最奥の岩風呂(上の写真)が一番熱く、源泉温度60℃の湯が湯樋を通るうちに徐々に温くなるしくみで、手前に来るに従って湯温が低くなっていたのですが、現在写真に写っている樋は使っておらず(東日本大震災で被害を受けたためか)、岩風呂が一番温く、手前の四角い湯舟は先客が水でうめてくれたおかげでどうにか入れる湯温になっていました。 |
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温泉が湧き出しているせいで、川の水が笹濁りして川石が温泉の鉄分で褐色になっています。 |
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基本的には混浴ですが、朝8時から9時半(? すみません。メモし忘れました)は女性専用タイムになります。さらに昨年(?)女性専用の湯舟も1つだけですが新設されました。3つの湯舟の内側にはさらに2つの湯舟があります(↓)。 |
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行きはよいよい帰りは恐い・・・ |
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と言いながら、夕食後にまた入りに来てしまいました。完全貸切り! |
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今回のプランは貸切露天露天風呂(45分1100円)が無料で利用できるという特典付き。 |
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川岸露天風呂へ行く80段の階段を8段降りた左手の隠し扉の外にあります。渓谷を見下ろす高所にあって、川岸露天風呂とは全く違った雰囲気。「寿」と「福」の2ヶ所あります。でも1100円払ってまでは入らないかな・・・。 |
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大浴場(内湯)は男女別にあって、それぞれに異なる源泉の湯舟が2つあります。
窓が高い位置にあり、しかもあまり大きくないのでやや閉塞感はありますが、広々とした湯舟は源泉かけ流しで十分満足できます。 |
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二つの湯舟には別々の源泉が使用されています。写真右の湯舟は伝統のナトリウム塩化物泉、左の黒ずんだ湯は源泉温度52℃、ph6.8、湧出量毎分135リットルの単純温泉。平成24年の秋に、東日本大震災の時にできたと思われる地割れから湧いているのを発見された新源泉だそうです。 |
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大浴場外の展示コーナーには、「明賀屋湯入人数月切帳」が展示されています。
年々の入湯人数が記録されていて、元禄元年(1688)に始まり、安政3年(1856)で終わっています。 |
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夕 食 |
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夕食は部屋食で、基本的に一回出し。写真では少なく見えるかもしれませんが、我々呑兵衛おやじにとっては十分な量。せっかくのご飯は食べず仕舞いでした。焼き魚は鮎、肉は豚です。これで1万円はリーズナブル。 |
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朝 食 |
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湯豆腐、温泉玉子、とろろ芋・・・呑兵衛のお腹に優しい朝食です。
小梅2つがやけにうれしいbreakfast。 |
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始めにも書きましたが、明賀屋本館は2002年以来12年ぶりの宿泊。前回より館内が明るいイメージを受けました。川岸露天風呂の階段の数(辛さ)は相変わらずでしたが、「また行ってみたい度」は★★から★★★★に変わりました。 |
【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★★☆ |
やなぎ妻: |
未宿泊 |
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2014年7月6日 |
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