五箇山温泉にはこんな話が伝わっているそうです。 |
その昔、白山権現堂を頂にもつ霊峰があり、多くの修験者が荒行をしていた。登山口にあたる集落に信心深い老婆と二人の娘が住んでいたが、ある秋、老婆は病に倒れてしまった。二人の娘は「母があれほど信仰している白山権現さまにお願いすればきっと救ってもらえるだろう」と一心にお祈りをした。
ある夜、白山権現さまが娘たちの夢枕に現れて「これこれ娘よ、病によく効く湯がある。谷川を探すがよい」とお告げになった。次の日、娘たちは湯を探しあて、その湯のおかげで母親の病も治った。そのお湯こそが五箇山温泉。しかし、女人禁制とされていた山にお礼参りに登った二人の娘は、降り積もる雪に倒れ帰らぬ人となる。 |
春になると手をつないだ二人の姿が山の中腹に残雪となって残り、その山は人形(ひとかた)山と呼ばれている。 |
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(脱衣所の案内掲示より) |
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露天風呂 |
内湯 |
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32℃弱の温泉を加熱していてちょうどよい湯加減。立ち上がると上梨の集落が見下ろせます。
静かな山々を眺めながらのんびりと・・・といきたかったのですが、真夏の太陽が照りつけるこの日、10匹近くいたでしょうか、アブが飛び回ってとてもゆっくりとお湯に浸かってはいられませんでした。湯舟の脇に殺虫剤が置いてありましたが、スプレーしながら入るのも無粋なので早々に退却しました。 |
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2006年8月21日 |
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