【河鹿荘 入浴レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。 |
河鹿荘は温泉街の最奥にある和風旅館。お湯の使い方が素晴らしく、「温泉遺産」(日本温泉遺産を守る会)にも認定されています。 |
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内湯と露天風呂を持つ浴場。どちらの湯舟も広々として気持ちいい。湯の使い方が実に素晴らしい。昔から小野川温泉の湯は80℃を超す高温が特徴で、たとえば共同浴場の尼湯も温泉とほぼ同量の水を加えることで適温にして使用している(かけ流し)。しかし河鹿荘では2008年秋に35.6℃の湯を掘り当て(第5号源泉ph7.5)、従来の第4号源泉(80.3℃
ph6.9)とブレンドすることにより、100%源泉かけ流しを実現している。2つの源泉を毎分50リットルずつ、計100リットルをかけ流しているというから素晴らしい。 |
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硫黄香のする透明な湯は口に含むと薄い食塩水。よく温まるいい湯です。 |
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こちらの浴場は内湯のみて露天風呂はなく、庭園を眺めながらの入浴となります。宿のHPによれば、8時〜11時と14時〜20時が男性、11時〜14時と20時〜翌8時が女性の利用となるようです。 |
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立ち寄り湯に訪れたのはちょうどお昼時だったので、「せせらぎ」が男湯、「あさみどり」が女湯でした。露天風呂こそないものの、妻もこの素晴らしい泉質に大満足だろうと一足先に上がってロビーで待っていると、怒った顔をして一人の女性が「あさみどり」から出てきました。やなぎ夫の横を通り過ぎ、つかつかとフロントのカウンターに行くと、「ちょっと。ひどいじゃないですか。人がお風呂に入っているのにその脇で掃除するなんて。せっかくここのお風呂を楽しみにきたのにひどすぎるわ。」 そのあとすぐに出てきた妻によると、妻が浴場に行ったときにはすでに脱衣所で掃除機をかけていたそうです。「あの〜、入ってもいいんですか?」と声をかけても掃除機の音で聞こえないのか全く無反応。そのすぐ後に、秋田から夫婦で来たというその女性(やなぎ夫は男湯で旦那さんと一緒でした)が入ってきたのですが、ゆっくりする間もなく、今度は浴場内の清掃が始まったとか。浴場内にはバスマジックリンの臭いが充満、硫黄香どころではなかったそうです。HPには立ち寄り湯時間は9時〜21時と明記されており、受付けでも清掃中だという断りもありませんでした。結局、女性二人は入浴料金500円を返してもらいましたが、ちょっと残念な入浴になってしまいました。
立ち寄り湯をよく利用する身で言うのも何ですが、9時から21時までそんなに長く外来入浴の時間を取る必要はないのでは。これは河鹿荘さんだけでなく他の多くの宿に言えることで、外来入浴は清掃時間をしっかり確保した上、チェックアウトからチェックインの間だけでよいと思います。あくまでも宿泊者中心ということでよいのではないでしょうか。
今回は偶然このようなことになってしまったのでしょう。男湯の方は清掃も済んでいて清潔感あふれ、雰囲気もお湯も最高。館内も和風モダンでいい感じです。機会があれば宿泊してみたい宿です。 |
【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★★☆ |
やなぎ妻: |
★☆☆☆☆ |
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2009年11月22日 |
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