まず驚くのが入り口前にある木彫りの亀。大きな亀だけかと思ったら、その周りに小亀がぞろぞろぞろぞろ・・・
さらにその先、案内板の傍らに「NEW YOKU」のTシャツを着たマネキン人形・・・
この趣味の悪さは確信犯に違いない。 |
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それにしても「ほったらかし」といい、「こっちの湯」「あっちの湯」といい、ネーミングが実にユニークです。
温泉雑誌か何かで読んだ(と思うのですが)記憶では、温泉を掘り当ててもしばらくほっらかしにしてあり、その後簡素な施設を作って客に気ままに(管理者の立場ではほったらかしにして)入浴してもらったから「ほったらかし温泉」と名づけたとか。 |
また2003年に新源泉を掘り当てて新しい浴場を作った際に、元の湯のあっちの方にあるから「あっちの湯」。逆に「あっち」といった手前、「中心の湯」といっていた元の湯は「こっちの湯」と改名したそうです。「あっちの湯」は「こっちの湯」の2倍の広さで、泉質も違います。 |
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「あっち」にしようか「こっち」にしようか迷ったのですが、平日にもかかわらず駐車場にはかなりの車があり、人の流れは「あっち」の方に向かっている様子。広さが2倍とはいえ、混雑しているに違いないと考え、「こっちの湯」に決定。 |
その判断は大正解。私と入れ違いに2人の客が上がり、その後10分ほど独占状態。
「撮影禁止」の張り紙はあったのですが、誰もいないなら迷惑にならないだろうと何枚か撮らせていただきました。 |
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脱衣所を出てすぐのところにある木造りの露天風呂。右があつ湯、左がぬる湯の湯舟です。 |
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幸運にも富士山が見えました。写真に納まった富士山はずいぶん小さいのですが、湯舟に浸かりながら眺める富士山は雄大で素晴らしかったです。 |
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一段下がった所にある岩造りの露天風呂。20〜30人は余裕で入れそうな湯舟で広いだけあってぬるめなので長湯ができます。 |
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まさしく絶景の露天風呂。眼下に甲府盆地、左手に大菩薩連山、正面に御坂山系の山々、そして富士山・・・。春には桃の花で文字どおり桃色に染まった甲府盆地を眺められるといいますし、「星空が天井」というキャッチフレーズどおり、星空を仰ぎながらの入浴も格別だそうです。 |
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湯はツルリとした感触のアルカリ性単純温泉。32℃の湯を加熱して使用しています。脱衣所の掲示によると、来客数が多い日は湯口から新湯を注ぎながら浴槽内の湯を循環浄化する、かけ流しと循環の併用式としているそうです。
この日は客が少なめなので完全かけ流しでしょうか(期待を込めて)。 |
「こっちの湯」のpH9.6に対して、「あっちの湯」は源泉温度41℃、pH10.1で別名「黄金の湯」という薄っすら黄褐色の湯だそうで、「あっち」は次回のお楽しみ。 |
【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★★★ |
やなぎ妻: |
★★★★☆ |
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2007年8月1日 |
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