周辺は果樹園が広がるのどかな風景。甲府盆地の北端に位置し、岩下温泉のあるあたりから始まる斜面は徐々に急になり、やがては金峰山をはじめとする2500m級の山々へとつながります。 |
右の写真、左側の建物が岩下温泉旅館の新館。すぐ隣には湯権現を祀っている走湯(そうとう)神社があります。 |
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車は新館の駐車場にとめます。旅館周辺の道路は道幅が狭く、すれ違いに神経を使います。
←私の乗っている車はやや大きめなので左折してこの橋を渡るにも切り返しが必要でした。
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新館は宿泊専用で、日帰り入浴ができる旧館は新館の右手にあります。
旧館は明治時代の建築。かつては地区の共同浴場だったところを旅館が買い取り、戦後まもなく営業を始めたといいます。現在は日帰り入浴施設として使われています。 |
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日帰り入浴は玄関左手の暖簾がかかっている出入り口を利用します。
入浴料金300円(安い!)を払い、浴場へ。 |
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玄関から続く廊下を進むと左側に脱衣所と男女別の浴場の入り口があります。が、その右手を見ると混浴の半地下浴場があるではありませんか。足拭きマットからすると右が男性、左が女性ということのようです。 |
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混浴浴場 |
階段を下りるとそこは神秘の泉といってもいいような空間でした。湯の注ぎ口を中心に波紋が音もなく広がっています。奥には湯権現が祀られています。このように半地下になっているのは自然湧出の湯をそのまま浴槽に受けるためでしょう。 |
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浴槽は真ん中で2つに仕切られていて、混浴とはいっても男女別の浴槽になっているようです。 |
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←入り口の階段を湯舟の中から見たとこ
ろです。 |
湯舟には28℃の源泉がそのままかけ流されています。
入ったときはひんやりしますが、柔らかな肌触りで入っているうちに温かく感じてきます。 体の芯から温まっていく感じです。 |
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男性用浴場 |
男女別の浴場には源泉浴槽と加熱浴槽(いずれもかけ流し)があります。小さいながらもタイル張りの清潔感漂う浴場です。 |
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加熱浴槽 |
源泉浴槽 |
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レトロな温泉分析表も趣きがあります。 |
岩下温泉は、私が温泉めぐりで参考にしている別冊宝島『本物の温泉 ここが一番!』で知って以来、訪れたいと思っていた温泉です。それが実現し、さらに幸運にも他に入浴客がなく最初から最後まで貸し切り状態。いい湯でした。また訪れたいと思います。 |
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【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★☆☆ |
やなぎ妻: |
未入湯 |
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2007年8月1日 |
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