積翠寺(せきすいじ) 〜甲府市〜 (2006年3月27日) |
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甲府駅北口から延びる武田通り(県道31号)を北上します。武田神社まではきれいに整備さ
れたまっすぐな道ですが、その後は次第に道幅が狭くなり、曲がりくねった山道になります。
積翠寺はかつて武田信玄の父、信虎が城を築いた要害山の登り口に静かに佇んでいます。 |
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積翠寺は奈良時代に行基が創建したと伝え
られる古刹で、古くは「石水寺」と書いたそう
です。
入口の松が見事です。 |
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「機山武田信玄公誕生之寺」という碑が建っ
ています(「機山」は法号)。
大永元年(1521)11月3日、武田信虎は合戦
(飯田河原の合戦)の最中。兵火を避けて館
背後の要害山の積翠寺にいた妻、大井夫人
は男子を産みます。武田太郎晴信(信玄)の
誕生です。 |
寺の庭園の背後に要害山が見えます。 |
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庭の片隅に信玄公が産湯をつかったという
井戸が残っています。
現在は使われていませんが、ここから鉱泉
が湧いていたのでしょうか。産湯が温泉とい
うのはいかにも温泉好きの戦国大名、武田
信玄らしいエピソードです。 |
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