元禄の湯
元禄の湯は本館の隣、新湯(あらゆ)川沿いにあります。昭和5年の建築で国の登録有形文化財に指定されています。
入口には飲泉所があります。これぞ四万温泉という飲みやすい湯です。効能は萎縮性胃炎、便秘、胆道系機能障害、高コレステロール血症。4つ目は私にぴったり!

脱衣所・浴場一体型なので入口の扉を開けるとすぐにこの光景が目に飛び込んでくる。温泉雑誌でも度々取り上げられる全国区の有名浴場だけに知ってるつもりになっていましたが、実物を目にするとやはり感動します。
窓はアーチを連続させたデザインになっていて昭和モダニズムを感じます。曇りガラスから差し込む陽が広い浴場を優しく包み込み、実にいい雰囲気。写真は男湯で、仕切りの向こうが女湯です。
浴槽の足元から湯を注ぐ方式のかけ流しで、上部のカランから熱い湯を出すこともできます。

5つある浴槽は手前の大きな湯舟が一番温く、奥に行くにつれて熱くなります。

左の写真は浴場側から入口を見たところ。一段高い所にある棚に脱衣かごがあります。
下の写真、右側面の下にある2つのアーチ型の扉の中は蒸し風呂になっていてタイルでできた椅子の下を温泉が流れています。閉所恐怖症の人はむりかも・・・妹は「ムリ」と言っていました。