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六角堂(ろっかくどう)〜茨城県北茨城市〜 (2015年9月8日)
五浦観光ホテル別館大観荘で立ち寄り湯を楽しんだ後、当地の観光スポット、六角堂を見学しました。
五浦は、東京美術学校(現東京芸術大)の設立に貢献し、日本美術院を創設するなど、日本文化近代化の立役者の一人である岡倉天心が、人生後半の活動拠点とした地。




下に案内板の内容をそのまま転記します。
六角堂の解体修理の際に、屋根裏から天心の自筆の棟札が発見された。そこには、棟梁、平潟の大工小倉源蔵の名、明治38年の年記とともに「六角堂観瀾亭」と銘記されていた。瀾とは大波のことで、「波を見るためのあずまや」という意味になる。

天心は、波に永遠性と絶え間ない変化を同時に認め、宇宙の本質と考えていた。六角の形は、杜甫の草堂にならいながら、朱塗りと屋根の宝珠が仏堂をも表し、しつらえた床の間には茶室のイメージも重ねられている。天心は、ここで波を眺めながら瞑想にふけり、時には海に釣り糸を垂らしたという。

ノーベル賞詩人タゴールや北原白秋など、六角堂で天心をしのんだ文化人は数多い。
六角堂から見下ろす岩礁には雪見灯篭が建っています。海全体を庭に、白波を雪に見立てているそうです。なんと壮大な発想でしょう。
窓越しに覗いた六角堂の内部です。
実はこの六角堂、岡倉天心が建てた当時のものは2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波により流失してしまいました。その後、海中捜索によって流失物を引き上げ、残されていた図面を元に1年後の平成24年に復元されました。


六角堂は、昭和17年に遺族より天心偉績顕彰会が引き継いだ後、昭和30年に茨城大学に寄付され、「五浦美術文化研究所」として管理されています。
【所在地】茨城県北茨城市大津町五浦727-2  電話 0293(46)0766
【入館時間】午前8時30分〜午後5時30分(4~9月)、午後5時(10~3月)、午後4時30分(11~1月)
【休館日】毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始12月29日~1月3日
【入館料金】大人300円


六角堂入口の長屋門から道路を隔てたはす向かいに岡倉天心の墓があります。石段の上に土饅頭型の墳墓が見えます。

死後、遺志により東京の染井霊園からここに分骨・埋葬されたそうです。

墓地のすぐそばには「黄門の井戸」なる古井戸がありました。水戸光圀公が領内巡視の折に喉を潤した井戸だとか。

地図はこちら→




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