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訪れた5月中旬はちょうど桜が見頃を迎えていました。
国道148号線から小谷温泉に通じる一本道は一週間前に雪解け水が道路に木や土砂を押し流し、山田旅館の手前で復旧作業が行われていました。ちょうど時限通行許可をしている時でラッキーでした。雪解けの季節は問い合わせてから出かけた方がよいようです。 |
元湯浴室は「新館」にあります。
入口は大正12年に作られたそうです。 |
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湯治ムード漂う浴室 |
お湯は無色透明ですが、湯舟に満たされた湯は黒っぽく深みを感じます。
もちろん源泉かけ流しです。 |
湯けむりでわかりづらいのですが、右端の細長い柱上の内部が湯滝になっています。
すぐ近くで自然湧出する44.8℃の湯がバシャバシャと流れ落ちています。湯舟の温度は我慢できないというほどの熱さではないので43℃くらいでしょうか。湯滝として落とすことで温度調節をしているのでしょう。
ここのお湯は明治時代にドイツで開かれた「万国霊泉博覧会」で日本を代表する4大温泉として草津、別府、登別の湯とともに出品されたという名湯。打ち身や骨折、火傷には特に効果があるそうで、信玄が隠し湯にしたというものうなずけます。 |
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県を越えた糸魚川から毎週入りに来るのだという方がいらっしゃいました。足に大怪我を負ってしまい、人に紹介されてここの湯に浸かっているうちに医者も驚くほどすっかり治ってしまったとか。ラドンも含んでいるので湯けむりの立つ浴室にいるだけでも温泉効果が得られるのではないでしょうか。 |
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もっとゆっくりしていたかったのですが、いつまた通行止めになるともしれないので、未練たらたらで切り上げました。 |
【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★☆☆ |
やなぎ妻: |
未入湯 |
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2006年5月15日 |
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