2泊3日韓国・釜山見聞録  (2005年3月10〜12日)

「プサン2泊3日の旅」に行ってきました。
基本的に団体行動は空港-ホテル間のバス移動のみで、あとは終日フリータイムです。

 1日目:3月10日(木) /
【出発】成田空港 9:45
    
コリアンエアー716便 
【到着】プサン・金海(キムヘ)空港 12:10    
入国審査を済ませると、現地のガイドさんの案内でバスに乗り、ひとまずホテルへ。ガイドさんは
日本語が堪能な尹さん。顔も声もどことなく田中真紀子さんに似ていて、我々夫婦の間では「真
紀子さん」になりました(笑)。
宿泊するホテル ロッテ プサンは釜山の中心街・西面(ソミョン)にあるデラックスホテル。
地下鉄西面駅まで徒歩1分と交通至便。ロッテデパートと免税店が隣接していてショッピング
にも大変便利です。ちなみに釜山はロッテ発祥の地で、釜山では一番人気のある企業だそう
です。
22階の部屋は眺望抜群。
快適な居住空間です。

注意したいのは、韓国内宿泊施設は環境保
護のために石鹸以外の洗面用具が設置され
ていません(有料歯ブラシは置いてありました
が)。洗面用具類は必ず持参しましょう。
それから、冷蔵庫の中の飲み物はベラ棒に
高い(市価の数倍)ので、街中のコンビニで
買いましょう。
部屋から見た釜山の街です。

釜山市は人口約370万人。首都ソウルに次ぐ
韓国第二の都市です。

 市の花:椿
 市の鳥:カモメ

荷物を置いて、最初の目的地・釜山博物館へ向かいます。
ホテルから博物館へは西面駅から地下鉄2号線で6つめの大淵(テヨン)で下車、徒歩10分弱
のはずでした。が・・・

【韓国の地下鉄事情】

地下鉄は距離により1区間と2区間に分かれていて、1区間は700ウン(約70円)、2区間で
も900ウン(約90円)と実に安い。それはうれしいのですが、地下鉄の切符の買い方がわか
らない! 持っている唯一の韓国通貨1万ウン札(約千円)を切符の自動販売機が受け付
けてくれないのです。ガイドブックには両替機があると書いてあるのですが見つかりません。
窓口でも購入できるとあるので探し回りましたが、どこにも見当たらないのです。あっちにうろ
うろ、こっちにうろうろ・・・30分経過・・・。
しかし、救いの手が差し伸べられました。おろおろしている二人に気づいた駅員さんが、事務
室から出てきて声をかけてくれたのです。ついて行った事務室で「どこまで」(もちろん韓国語
で)と聞かれたので、ハングル勉強中の妻が「テヨン カジ ト ジャン ジュセヨ」(テヨンまで
2枚ください)と答えて1万ウン札を渡すと、駅員さんは事務室の机の引き出しから切符とつ
り銭を取り出しました。な、なんと事務室だとばかり思い、その前を何度も素通りしていた所が
窓口だったのです! せめてハングルでもいいから「窓口」とか「切符」とか書いてほしいなあ
・・・あれはどう見ても事務室だって!!
その親切な駅員さんは、テヨン方面の改札口まで我々を連れて行ってくれました。心の底から
「カムサハムニダ!」(ありがとうございます)と叫んでしまいました。ちなみに韓国の地下鉄は
反対方面のホームとは連絡通路がありません。間違えて入ると一度改札口を出なければなら
ないので要注意です。

長くなりましたが、もうひとつだけ。
電車の中に入ってびっくりしました。キムチのにおいが充満しているのです。後でご紹介します
が、韓国料理には必ずキムチが供されるのだから口臭もあるいは体臭も(?)キムチ臭くなっ
て当然です。滞在中何度か地下鉄に乗りましたが、いつの間にかキムチのにおいを感じなくな
っていました。我々もキムチ臭の源のひとつになっていたのです。

パンフレットより
釜山市立博物館

古代から現代までの韓国、特に釜山周辺の歴史資料が展示されています。解説文はハングル
と英語のみ。パスポートを提示すれば日本語による自動説明機が借りられるようですが、パス
ポートはホテルに置いてきてしまったので英語の解説文が頼みの綱。

展示を見ていると日本と韓国が深い関係であったことがよくわかります。 展示とは直接関係あ
りませんが、「奈良」は韓国語の「ナラ」(=国)だし、「そんなことハナからわかっている」の「ハ
ナ」は「一、ひとつ」を意味する韓国語、というように言葉からも繋がりの深さを知ることが出来
ます。 話を展示に戻しますが、当然のことながら豊臣秀吉による朝鮮侵攻や近代における日
本統治時代(日帝強占期)にも大きなスペースをとってあり、やはり避けては通れない重いテー
マです。

実物大で再現した居酒屋や魚屋などの展示物もあり、見応えのある博物館でした。

 休館日:1月1日、毎週月曜日(祝祭日の場合は翌日)
 入館料:500ウン(約50円)

一日目の夕食は韓定食
今回のツアーで唯一頼んだオプションです。

韓定食はかつては宮廷料理として王侯貴族し
か口に出来なかったもの。いわば韓国料理の
オンパレードで、十数種類の料理がこれでも
かと言わんばかりに次々と出てきます。
キムチ、ヒラメの刺身、パジョン、ナクチポック
ム、サムゲタン・・・・・とても食べ切れませんで
した。もっとも、韓国では客に十二分に満足な
量でもてなすのが礼儀なので、食べ残すこと
は必ずしも非礼にあたらないようです。

バスで一旦ホテルに戻った後、我々不良夫婦は地下鉄2号線に乗って(もう切符の買い方はバ
ッチリ!)市内海沿いの地区・海雲臺(ヘウンデ)にあるカジノに行きました。
パラダイスカジノはパラダイスホテルの中にあ
ります。パスポートの提示が必要です。

カジノは初体験なので、一番遊びやすいルーレ
ットに挑戦。頼めば日本語でルールを説明して
くれるので大丈夫です。結果は・・・・でしたが、
結構熱くなりました。地下鉄が走っているうちに
切り上げましたが、時間の心配がなければハマ
っていたかも。

帰りがけにコンビニ(Family Martが至る所にある)で、ミネラルウオーター(350ウン(約35円)
と安い)を買って、ホテル帰着11時半。

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