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猫啼温泉 〜井筒屋〜

ねこなきおんせん いづつや

福島県石川郡石川町字猫啼22
福島県石川町は平安中期の女流歌人和泉式部の誕生の地と伝えられており、猫啼温泉にも和泉式部にまつわる伝説が残っている。
あらざらむ この世のほかの思ひ出に
いまひとたびの逢ふこともがな
 (百人一首56番)

【井筒屋 立ち寄り湯レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。
同じ石川町の母畑温泉に向かう途中、「猫啼温泉」の看板が目に止まりました。

内田康夫のミステリー『十三の墓標』にも登場する温泉地なので以前から名前は知っていました。猫が大の苦手の私ですが、和泉式部ゆかりの温泉とあってはやはり気になり、風呂場に猫がうじゃうじゃいないことを祈りつつ、立ち寄ることにしました。
井筒屋は大きな旅館で従業員の対応もしっかりしています。ちょうど浴場の清掃終了直前でしたが、「どうぞお入りください」とのことなので入らせていただきました。

内湯
和泉式部とその愛猫のタイル画が飾られていてなかなかいい雰囲気です。お湯は加熱循環で加水はなし。塩素消毒の臭いがちょっときついです。
露天風呂
いい感じの露天風呂です。浴槽内加熱循環。こちらは内湯ほど塩素臭は感じません。石で組んだ注ぎ口から流し込んでいる湯は循環湯ではないようです。
宿のパンフレットに猫啼温泉の由来が載っていたのでかいつまんで紹介します。
今を去る千年の昔、和泉式部(たまよ姫)は当地石川の在に生まれ、少女の頃、この里にこんこんと湧く清水に来ては顔を洗い、髪を梳ることを楽しみとし、美しい乙女となった。やがてその美しさは遠近に聞こえ、ついに都に上ることとなる。

故郷にとり残された式部の愛猫は病んでおり(痔疾)、式部を慕って日毎にこの泉に来ては啼いていたが、泉に浴しているうちに病いは癒えて美しい猫となった。

それを見ていた里人は泉が霊泉であることを知って入浴したところ諸病に効能があり、この地を猫啼と名付けて湯治場を設けた。
また行ってみたい度 こちらをお読みください
やなぎ夫: ★☆☆☆☆ やなぎ妻: 未入湯

2006年3月26日

DATA (記載情報は訪問時のものです。変更されている場合もありますのでご注意ください)
【泉質】 単純弱放射能冷鉱泉
【源泉温度】 8.0℃  【pH】 7.1
【湧出量】 6リットル/分
ノート】 加温循環式
【効能】 リウマチ、痛風、動脈硬化症、高血圧、慢性胆道疾患、痔疾など
【入浴料金】 650円
【電話】 0247(26)1131
【HP】 井筒屋公式サイト
【地図】 
【アクセス】 常磐道いわき湯本ICから県道いわき石川線で50分
       JR水郡線磐城石川駅下車タクシーで3分




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