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川原湯温泉 〜王湯〜

かわらゆおんせん おうゆ

群馬県吾妻郡長野原町川原湯
川原湯温泉王湯は、川原湯温泉にある日帰り入浴施設。八ツ場ダム建設に伴い、2014年7月に移転・リニューアルオープンした。

その歴史は古く、鎌倉幕府成立の翌年1193年に、狩りに訪れた源頼朝が、山腹に湯けむりが出ているのに気づき、温泉を発見したという。入浴するために頼朝が衣を脱いで掛けた巨石は「王石」と呼ばれ、王湯の名の由来になっている。

王湯の外壁には源氏の家紋である笹竜胆(ささりんどう)が掲げられている。

【王湯 入浴レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。
新しい川原湯温泉には2ヶ所の公営駐車場が設けられます。訪れたときは王湯に近い方は建設中でした。
下の写真は駐車場と造成中の新しい温泉街。右の写真が駐車場方面から見た王湯です。右側の部分はいずれダム湖になります。
コンコンと湧き出る湯を発見した頼朝が入浴しようと衣を脱いで掛けたという石、「衣掛け石」(別名「王石」)が、移転新築を機に復元され、王湯の正面に置かれています。

受付け脇の浴場入口には旧王湯の玄関に掲げられていた「王湯」の看板が飾られています。

浴場は男女別に2つ。それぞれに内湯と露天風呂があります。

脱衣所は清潔感溢れていて気持ちがいい。それほど多くの入浴客は見込んでいないのか思ったほど広くありません。

内 湯
記憶では旧王湯は直下から湧く「元の湯」源泉を使っていたと思いますが、新しい王湯では「新湯」源泉を使用しています。もちろん源泉かけ流し(高温のため加水)。リニューアルすると衛生指導が入るのか循環消毒する浴場が多いのですが、王湯はそうならずにほっとしました。
この浴場の美しさにはほれぼれします。高級旅館の浴場のよう。相当に拘って造ったのでしょう。木の色の使い方が見事です。昔の王湯のレトロな雰囲気も良かったのですが、極上の湯に浸かりながらこの浴場を見ていると贅沢な気分になります。

露天風呂
露天風呂は内湯を出てすぐの所にあります。旧王湯は一度着替えて行かなければなりませんでしたが、やはりこの方が断然便利です。5〜6人はゆったり入れそうな湯舟です。
このちょうど真下あたりが川原湯の旧温泉街。今のところ、見えるのは木々の緑だけですが、やがてダム湖を眺めながら入る露天風呂になるのでしょう。人気が出そうです。
湯は内湯に比べてやや熱め。管理している方の話では、川原湯伝統の熱い湯が好きだというお客さんともっと温い方がいいというお客さんがいて湯加減を調節するのが難しいとのことでした。

2階は休憩所になっています。飲み物の自動販売機の他には何もありませんが、ご丁寧に竹枕まで用意してあり、ごろ寝大歓迎のようです。
シンボル「王湯」が移転リニューアルオープンして、いよいよ新しい川原湯温泉が始動しました。2014年10月からはJR吾妻線も長野原草津口駅〜岩島駅間11.5キロが新路線による運行となり、川原湯温泉駅も新駅での営業になります。今後どんどん形になっていく川原湯温泉を見るのが楽しみです。
移転前の川原湯温泉の様子はこちらをご覧ください→ 旧川原湯温泉
また行ってみたい度 こちらをお読みください
やなぎ夫: ★★★★★ やなぎ妻: ★★★★★
2014年8月29日

DATA (記載情報は訪問時のものです。変更されている場合もありますのでご注意ください)
【泉質】 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
【源泉温度】 79.3℃  【pH】 7.2
ノート】 源泉かけ流し(高温のため加水)
【効能】 慢性皮膚病、きりきず、やけど、糖尿病、動脈硬化症など
【営業時間】 10:00〜18:00
※不定休。毎年1月20日は湯かけ祭りのため休館
【入浴料金】 500円
【地図】 
【アクセス】 関越道渋川伊香保ICから国道353・145号線経由で約60分
       JR吾妻線川原湯温泉駅下車



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