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大 沢 温 泉

おおさわおんせん

岩手県花巻市湯口字大沢181
大沢温泉は、豊沢川沿いに松倉温泉、志戸平温泉、渡り温泉、大沢温泉、山の神温泉、高倉山温泉、鉛温泉、新鉛温泉と続く、花巻南温泉峡のほぼ中央に位置する。

その歴史は古く、延暦年間(約1200年前)、征夷大将軍坂上田村麻呂が東征の際、蝦夷軍の毒矢に負傷したが、大沢の湯に入浴したところほどなく傷が癒えたという伝説が残っている。

大沢温泉には現代的な「山水閣」、茅葺き屋根が美しい「菊水館」、そして「自炊部」の3つの宿泊施設がある。

【大沢温泉 入浴レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。
大沢温泉は立ち寄り湯も積極的に受け付けていて、山水閣、菊水館、自炊部それぞれの浴場に入ることができますが、受付はすべて自炊部の玄関で行っています。

大沢の湯
大沢温泉にはたくさんの浴場があるのでどこにしようかと迷うところですが、やはり何といっても混浴大露天風呂「大沢の湯」でしょう。大沢の湯は自炊部にあります。広い湯舟のすぐ隣は豊沢川の流れ・・・素晴らしい露天風呂です。
橋の向こうに見える茅葺き屋根の建物が菊水館。

温泉雑誌などでよく目にするのはこのアングルだったでしょうか。誰もいないのをよいことに写真を撮っていたらしっかりアブに刺されました。私と入れ替わりに上がっていった年配の女性たちも「アブがうるさくてねえ」と言っていましたが、夏の露天風呂はアブが困りものです。

景色の良さにばかり目が行きがちですが、源泉かけ流しでツルスベ感のあるいい湯です。

こちらは自炊部にある女性専用の露天風呂「かわべの湯」の入口。菊水館が間近に見えます。
宮沢賢治は少年時代、父親に連れられて花巻仏教会の講習会場だった大沢温泉をしばしば訪れたそうです。後年、花巻農学校の教師となってからも生徒を連れて湯浴みに来たとか。また高村光太郎は東京大空襲でアトリエが焼失して宮沢賢治の父を頼って花巻に疎開。大沢温泉を「本当の温泉の味がする」と喜んだといいます。賢治も光太郎もこののどかな景色を見ながら温泉を楽しんだのでしょう。

薬師の湯
「薬師の湯」は自炊部の大浴場です。5〜6人ほど入れる湯舟が2つ。レトロな雰囲気の浴場です。

今回は鉛温泉藤三旅館を10時にチェックアウトしたあとの立ち寄り湯でした。私たちがひと風呂浴びて売店でコーヒー牛乳を飲んでいると(よく温まる湯でなかなか汗が引きません)、日帰り入浴をしに来た人たちが次々と受付けをしていました。お目当てはやはり「大沢の湯」でしょうか。徐々に気温が上がってきたのでアブの動きも活発になってくるでしょう。刺されなければいいのですが。妻はアブが怖くて結局「大沢の湯」にも「かわべの湯」にも入れず、大沢温泉を満喫することができませんでした。アブがいない季節、特に秋、紅葉を眺めながら入るのが一番なのでしょう。
また行ってみたい度 こちらをお読みください
やなぎ夫: ★★★★☆ やなぎ妻: ★★★☆☆
2009年8月18日

DATA (記載情報は訪問時のものです。変更されている場合もありますのでご注意ください)
【泉質】 アルカリ性単純温泉
【源泉温度】 51.0℃  【pH】 9.0
【湧出量】 753リットル/分(掘削・動力揚湯)
ノート】 源泉かけ流し
【効能】 神経痛、筋肉痛、関節痛、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾など
【日帰り入浴時間】 7:00〜20:00
【入浴料金】 500円
【電話】 0198(25)2315 (自炊部受付)
【HP】 大沢温泉公式サイト
【地図】 
【アクセス】 東北道花巻南ICから県道12号経由で約15分
       JR東北本線花巻駅からバスで30分


  立ち寄りスポット花巻温泉バラ園


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