穂高温泉郷 〜八面大王足湯〜
ほたかおんせんきょう はちめんだいおうあしゆ
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長野県安曇野市穂高有明7722
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穂高温泉郷は、信州安曇野の西側、北アルプス、有明山の麓にある。
温泉は、標高1400mの山中に湧く中房温泉と有明温泉から引湯している。19kmほど離れてはいるが、高温かつ湯量豊富で、かなり広範囲に散らばるホテルや旅館、ペンションなどに給湯されている。
「八面大王足湯」は穂高温泉郷のシンボルとして2003年に完成した足湯である。 |
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【八面大王足湯 入湯レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。 |
八面大王については足湯の傍らに説明の看板があったので、そのままご紹介します。 |
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八面大王は、昔から安曇野の人びとの間に語り伝えられてきた伝説の主人公です。有明山麓宮城(みやしろ)の魏石鬼(ぎしき)の巌(いわや)に住み征夷大将軍坂上田村麻呂に退治された鬼ということになっていますが、その名のとおり豪壮無比、雄大で、全国的にもまれでユニークな存在です。一方、八面大王は、この地方の正義の支配者とみる説もあります。 |
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安曇野の観光名所のひとつ「大王わさび農場」の名称も八面大王に由来しています。大王は倒されましたが、あまりにも強かったために生き返ることを恐れて、遺体は方々に分けて埋められました。その胴体が埋められたとされる塚が農場内にあり、「大王神社」に祀られています。
役所が立てた上の看板では遠慮がちに書かれていますが、今なお安曇野の人々に英雄として親しまれているところをみると、朝廷に抵抗したために鬼扱いされてしまった地方豪族というのが本当の姿でしょう。しばしば各地で聞く話です。 |
八つの顔は喜怒哀楽を表わしているといいます。この八面大王のモニュメントは、1985年「魅力ある温泉地づくり事業」により作成されたものだそうです。 |
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足湯は有明厚生温泉源泉と国民宿舎有明荘源泉の混合泉をかけ流していて、かなりの高温です。
底には小石が敷き詰められており、足つぼを刺激します。うっかり立ち上がってしまい、痛かったこと・・・。
あいにくの天気で、雷雨が激しくなってきたため数分で上がりましたが、足だけでなく体全体がぽかぽかしました。
(注)写真の白い玉は大王の霊ではなく、レンズについた雨滴です。 |
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安曇野めぐりでひと息つくのにピッタリのスポット。すぐそばには日帰り入浴施設「穂高温泉健康館ヘルスハウス」もあり、どっぷりお湯に浸かりたい方はどうぞ。 |
【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★☆☆☆ |
やなぎ妻: |
★☆☆☆☆ |
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2008年8月19日 |
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