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鹿教湯温泉 〜みやこ旅館〜

かけゆおんせん みやこりょかん

長野県上田市鹿教湯温泉
鹿教湯温泉は、文殊菩薩が鹿に化身し、猟師に出湯があることを教えたという開湯伝説が残る歴史ある温泉地。環境省の国民保養温泉地に指定されている。

みやこ旅館は温泉街の中心部にある純和風旅館。連泊プランも豊富で、鹿教湯の湯をのんびり楽しめる宿だ。
昔、一人の猟師が山へ狩りに出かけたところ一頭の立派な鹿を見つけ矢を放った。矢は命中したが鹿は山の中へ逃げてしまった。探しても見つからず諦めかけたその時、背中に矢をさした鹿が気持ちよさそうに水浴びをしていた。猟師が近づくと傷を負ったはずの鹿は元気よく走り去っていった。不思議に思って水溜りに近寄ってみるとそれはこんこんと湧き出るお湯だった。この話を聞いた村人たちは鹿が教えてくれた湯だから「鹿教湯」と呼び、病気やケガをするとこの湯に浸かって治した。そして文殊菩薩様が鹿の姿になって現れ、湯の在処を教えてくださったに違いないと信じて大切にしたという。

【みやこ旅館 宿泊レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。
今回は妻と休みが合わず一人旅。以前『源泉かけ流しの宿』という雑誌で見た記憶があり、公式HPを見たところ、一人泊でも安く泊まれるようなのでネット予約しました。
現在の玄関は温泉街を貫くメインストリート沿いにありますが、昔は文殊堂に至る「湯端通り」沿いに宿の出入り口がありました。宿のご主人から聞いた話ですが、昭和30年まではどの宿にも内湯はなく、宿泊客(=湯治客)は文殊堂前の「大湯」に通ったそうです。ですから玄関はそちら側にあったわけです。昭和31年に旅館組合がボーリングで新源泉を掘り当て、各宿に湯を割り当て内湯を持つようになったとのことです。

 
館内はリフォームされていてとてもきれい。ロビーもおしゃれで落ち着いた雰囲気です。

みやこ旅館には部屋風呂付きの和洋室他、6種類の部屋があります。今回予約したのは「1泊2食の湯治プラン〜100%源泉かけ流し温泉&女将の手作り料理で癒される旅」という廉価プランの西館和室利用。1人10,950円。
部屋にはコタツがセットされていました。床の間には花が活けられていて、部屋の雰囲気は花丸!これだけですでに癒されます。
トイレはウオッシュレット。アメニティはドライヤー、浴衣、バスタオル、フェイスタオル、歯ブラシセット、薬用フェイス&ハンドソープ等、ひと通りのものは揃っています。ヘアブラシはないので各自持参しましょう。冷蔵庫はありますが中は空。飲み物の自動販売機は1階の湯上り処にあります。
窓からは温泉街とその向こうに東信と中信を隔てる山々が連なります。昔は松本方面へ抜ける三才(みささ)峠は難所で、冬期は通行止め。ご主人によると昭和51年(1976)に三才山トンネルが開通するまで、鹿教湯温泉はどん詰まりのような湯治場だったそうです。ちょうど近くの霊泉寺温泉のような雰囲気だったのでしょうか。

みやこ旅館はお湯自慢の宿。男女別の大浴場の他に、混浴露天風呂、女性用露天風呂、それに2つの貸切り風呂があり、すべてが無加水無加温の源泉かけ流しです。
内湯大浴場
脱衣所は埃ひとつなく清潔感が溢れています。こういう脱衣所なら温泉も間違いなくアタリ!です。
実に美しい浴場、そして湯舟。

湯口には飲泉用のコップが置いてあります。新鮮な湯を提供している証しです。みやこ旅館ではここだけでなくすべての湯舟の湯口にコップが置かれています。

混浴露天風呂
宿では「混浴岩露天」と名付けている岩造りの露天風呂で、男性女性それぞれの大浴場に出入口があります。庭園の中の露天風呂でそれなりに風情はあるのですが、四方を宿泊棟で囲まれた中庭にあるのでなんとなく落ち着かず、一度しか利用しませんでした。女性専用岩露天の方は屋根付きでしっかり目隠しされているのでのんびり入れるのではないでしょうか。

貸切り風呂
貸切り風呂は空いていれば24時間いつでも自由に利用できます。
貸切畳風呂「南角(みなみかど)
脱衣所と洗い場が畳敷きになっている貸切り風呂。

窓からは中庭が見えます。浸かると湯舟から畳に湯がドバドバと溢れます。小さい分、大浴場以上に新鮮な湯を味わえます。

貸切檜風呂「熊倉」
「南角」より大きめの湯舟で、ゆったりと浸かることができます。窓の外はこの風呂のためだけの小庭。親子鹿の石像があって微笑ましい。浴場のサイズと雰囲気がしっくりきて、何度も利用してしまいました。

湯上り処には飲泉所があります。湯量を細めている分温めで、湯上りののどを潤すのにちょうどよい。わずかな玉子味を感じる美味しい湯で、整腸作用・胆汁分泌促進の効能があるといいます。本も置かれていて自由に部屋に持っていくことができます。

食 事
食事は夕食朝食ともに食事処で頂きます。
夕食は18:00からと18:30からをチェックイン時に選びます。先に書いたように「1泊2食の湯治プラン〜100%源泉かけ流し温泉&女将の手作り料理で癒される旅」というプランのとおり、岩魚の塩焼き以外はごく普通の家庭料理です。肉じゃが他、どの料理も味付けが良く、美味しく頂きました。私にとっては量もちょうどよかったですが、若い人は物足りなく感じるかもしれません。
朝食は8:00からと8:30から。お好みでご飯かお粥を選べます(セルフサービスで盛り付けるので両方食べても可)。多過ぎず少な過ぎず程よい分量で美味しく頂きました。食後はセルフでコーヒーのサービスもあります。


みやこ旅館、とてもいい宿でした。春先の日曜泊だったせいか宿泊客は私の他にはご夫婦が2組だけ。貸切風呂は当然のこと、大浴場も露天風呂もすべて貸切状態で、チェックインからチェックアウトまで9回入りました。鹿教湯の湯はそれだけ湯疲れしないということでしょう。湯治目的の客が多いので食事は割り切っているとのことですが、たまにお客さんから「マグロの刺身はでないのか」などと言われるそうです。山の湯宿でマグロの刺身を求める客はいかがなものかと思いますが、地のものを使った創作料理が一品二品あると膳が華やぐのではないでしょうか。

この宿で一番印象的だったのが館内の清潔さ。隅々まで清掃が行き届いていて実に気持ちがいい。こういう宿で2〜3日連泊して湯治したら身も心も健康になるでしょう。朝に布団を上げないでおいてくれるのも嬉しかったです。次は妻も連れて行きたいと思います。
また行ってみたい度 こちらをお読みください
やなぎ夫: ★★★★★ やなぎ妻: 未宿泊
2016年3月6日

DATA (記載情報は訪問時のものです。変更されている場合もありますのでご注意ください)
【泉質】 単純温泉
【源泉名】 鹿教湯温泉混合泉(鹿教湯2,3,4,6号泉と大塩5号泉の混合泉)
【源泉温度】 45.9℃  【pH】 8.1
【湧出量】 2,400リットル/分
ノート】 源泉かけ流し
【効能】 脳卒中の後遺症、リウマチ、神経痛、運動器障害、高血圧症、動脈硬化症など
【宿泊料金】 8,850円〜 各種プランあり。
詳しくは宿の公式サイトをご覧ください。
【電話】 0268(44)2021
【HP】 みやこ旅館公式サイト
【地図】 
【アクセス】 上信越道東部・湯の丸ICから国道254号線経由で約45分
       JR長野新幹線上田駅から鹿教湯温泉行バス


 立ち寄りスポット五台橋と文殊堂


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