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熱海温泉 〜日航亭・大湯〜

あたみおんせん にっこうていおおゆ

静岡県熱海市上宿町5-26
熱海温泉の開湯は奈良時代と言われるが、熱海は徳川家康が愛した湯として知られる。徳川幕府四代将軍家綱に始まった「御汲湯」(熱海から江戸城まで湯を運ばせた)は、歴代将軍に継承され、八代将軍吉宗に至っては8年間で3643個の湯桶を運ばせたという。

大湯は「熱海七湯」と言われる源泉のひとつで、家康が愛したまさにその温泉である。日帰り入浴施設「日航亭」では大湯を源泉かけ流しで味わうことができる。

【日航亭大湯 入湯レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。
熱海銀座通りを海岸方面から山側に進むと大湯間欠泉とその先に湯前神社があります。目指す日航亭は神社の右脇にありますが、駐車場は神社の手前にあります。一方通行なので行き過ぎないように注意です。

風変わりな玄関を入ると受付けがあります。以前は旅館だったそうで、言われてみるとそんな雰囲気のロビーです。
雰囲気の違う浴場が2つあり、日替わりで男女入替えになります。
内 湯
浴室に入ってびっくり。大きな湯舟に広い洗い場。今回訪れた日の浴場はガイドブックでよく使われる広い露天風呂がある方ではありませんでしたが、内湯はこちらの方がいいのかもしれません。

明るく開放感あふれる気持ちのいい浴場です。
舐めてみるとかなりの塩辛さで、これが家康が愛した大湯の特徴。家康が最初に熱海を訪れたのは慶長2年(1597)。慶長2年というと慶長の役が起きた年。「秀吉くんにも困ったものだ」と思いながら大湯に浸かったのでしょうか。
家康が2度目に来たのは慶長9年(1604)3月のことで、その時は7日間も湯治たそうです。関ヶ原の戦いを経て前年に征夷大将軍に任ぜられて江戸幕府を開府したばかり。心身ともに疲れ果て、余程骨休めをしたかったに違いありません。その年の9月には京都で病気療養中の吉川広家の見舞いに熱海の湯を運ばせたことからも、いかに家康が熱海の湯を気に入っていたかがわかります。

露天風呂
露天風呂は内湯と露天風呂が合体したような造り。もしかすると露天部分は後付けかもしれません。とくに眺めがいいというわけではありません。
前述したように、もうひとつの浴場の露天風呂はガイドブックの写真を見る限りもっと大きいようで、次回は是非入ってみたいものです。

「源泉2本、湧出量1日8万リットル」「100%源泉かけ流し」を謳い文句にしていますが、毎分に換算すると60リットル程。そう豊富な湯量とは言えませんが、新鮮さを感じるいい湯でした。広々とした気持ちいい浴場で、1000円という日帰り入浴としては高めの料金も許せます。また訪れたい入浴施設です。
また行ってみたい度 こちらをお読みください
やなぎ夫: ★★★★★ やなぎ妻: 未入湯
2015年12月7日

DATA (記載情報は訪問時のものです。変更されている場合もありますのでご注意ください)
【泉質】 ナトリウム-カルシウム・塩化物泉
【源泉温度】 94.5℃  【pH】 8.07  
【湧出量】 67.3リットル/分
ノート】 源泉かけ流し
【効能】 切り傷、末梢循環障害、冷え症、うつ状態、皮膚乾燥他
【営業時間】 9:00〜20:00
 定休日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)
【入浴料金】 1,000円
【電話】 0557(83)6021
【地図】 
【アクセス】 東名高速厚木IC→小田原厚木道路→西湘バイパス石橋ICから真鶴道路→熱海ビーチライン→国道135号経由約53km
       JR東海道線熱海駅下車、徒歩13分




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