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伊東温泉 〜東海館〜
いとうおんせん とうかいかん

静岡県伊東市東松原町12-10
東海館は廃業した老舗旅館を市が譲り受け、「伊東温泉観光・文化施設 東海館」として年間約8万人が訪れる観光スポット。館内の浴場に日帰り入浴もできる。

旅館としての東海館は昭和3年に創業され、昭和13年の伊東線開通によって湯治客から団体客へと客層が変化したことから増築、さらに昭和24年には望楼が建築された。その後も修理改修を行いながら伊東の歴史を伝える宿として営業を続けたが、平成9年に惜しまれつつ閉館した。

【東海館 入湯レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。
伊東温泉は源泉本数約750本、毎分約32,000リットルの総湯量を誇る全国有数の温泉地。温泉の発見は平安時代ともそれ以前ともいわれます。江戸時代には将軍への献上湯に用いられ、また木下杢太郎誕生の地でもあり、明治から昭和初期にかけては北原白秋、室生犀星など多くの文人に愛されました。

左の写真は伊東駅前。蛇足ですが、駅前にある「おっぺけ饅頭」は美味でした。
伊東というと頭にこびり付いて離れないのが「伊東に行くならハ○ヤ・・・♪」というコマーシャルソングですが、映像的に真っ先に思い浮かぶのはやはりこの景観でしょう。

松川沿いに並ぶ木造3階建てのレトロな建物。右の写真、手前が東海館、奥の油差しの形をした望楼を持つのが旅館「いな葉」。残念なことにいな葉も2007年6月に閉館してしまいました。いな葉は大正末期の建築で国の登録有形文化財に指定されています。今後、宿としての営業再開を模索しているとのことですが(2008年3月現在)、この素晴らしい景観が守られることを願います。
手が込んだ唐破風造りの玄関。
旭日に鶴の彫刻が見事です。
玄関脇に「伊東温泉 お座敷文化大学」の看板があります。芸者や座敷芸を体験することができるそうです。詳しくはこちら、お座敷文化大学HPをご覧ください。

館内には東海館や伊東温泉の歴史を伝える資料の数々が展示されている他、館内を見学することができます。
創業者の稲葉安太郎氏が材木店を営みながら国内外の高級木材を集めたというだけあって、それは見事な造り。障子や欄間の意匠も素晴らしいのひと言です。
伊東温泉のシンボル的な存在でもある望楼(左の写真の青銅色の屋根)に上ることもできます。わずかに海も見えますが、建築当時は周りに高いビルもなく、天城山も見渡せたそうです。

大広間には雛人形が飾られ、ちょうどお座敷文化大学の「学生さん」2人が芸者姿で記念撮影をしてもらっているところでした。

ひと通り見学した後は、ひと風呂浴びるとしましょう。
見学のみの場合は200円ですが、プラス300円で入浴することができます。浴場は大小2つの浴場があり、男女の利用時間帯は右のようになっています。

11:00〜12:45 男性
13:00〜14:45 女性
15:00〜16:45 男性
17:00〜19:00 女性
浴室はそう広くはありませんが、戦前までは伊東一の大浴場だったとか。湯舟から壁まですべてタイル張りの清潔感あふれる浴室。透明な湯がきらきら輝いています。
pH8.6、アルカリ性の柔らかな湯が湯舟から溢れます。源泉温度が26.3℃のため加温していますが、かけ流しです。
唐獅子の湯口も素晴らしい。小浴場の湯口は蛸だそうで、いずれも森田東光の作。

ハ○ヤもいいけれど、伊東に行ったらぜひ東海館を訪れることをお薦めします。
また行ってみたい度 こちらをお読みください
やなぎ夫: ★★★☆☆ やなぎ妻: 未入湯
2008年3月1日

DATA (記載情報は訪問時のものです。変更されている場合もありますのでご注意ください)
【泉質】 アルカリ性単純温泉
【源泉温度】 26.3℃   【pH】 8.6
ノート】 加温かけ流し
【効能】 神経痛、関節痛、運動麻痺、うちみ、くじき、冷え性、慢性消化器病他
【営業時間】 9:00〜19:00
休館日: 毎月第3火曜日(祝祭日の場合は翌日)および1月1日
【料金】 入館料(見学のみ)=200円
     入浴(見学込み)=500円
【電話】 0557(36)2004
【HP】 伊東観光協会公式サイト
【地図】 
【アクセス】 東名高速厚木ICから小田原厚木道路経由で約90分
       JR伊東線伊東駅下車、徒歩7分




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