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土肥温泉 〜玉樟園新井〜

といおんせん ぎょくしょうえんあらい

静岡県伊豆市土肥284-2
土肥温泉の開湯は江戸時代初期、土肥金山の採掘中に湧き出したのが始まりである。

「土肥一号源泉」から「土肥6号源泉」計6本の源泉を市が集中管理して各宿泊施設に配湯している。湧出量は西伊豆最大の600万リットル/日、源泉温度は58℃。

玉樟園新井は文人墨客が訪れ、囲碁将棋の対局の場として、またテレビドラマ等のロケ地としても度々使用されてきた老舗旅館である。

【玉樟園新井 宿泊レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。
自称「温泉同好会」の2人(今回は仕事のため1人欠席)で訪れました。
ある年令以上の方はご記憶にあるかとも思いますが、「細うで繁盛記」という1970年1月から翌年4月まで放映されたテレビドラマがありました。熱川の旅館・三水館に嫁いだ主人公・加代(新珠三千代)が、夫の妹(冨士真奈美)や義父(吉田義夫)に「加代、おみゃーの出る幕じゃあにゃーずらよ」「おみゃーにやる飯はにゃーだで」といびりまくられながらも旅館を盛り立てていくという話。続編には土肥温泉も出てきました。

その「細うで繁盛記」(原作名「銭の花」)は作家・花登筺によってここ新井で執筆されたそうです。逗留した部屋は「こばこ」という名で今も客室として使われています。

     
今回通されたのは本館の「こち」という部屋。10畳間に次の間、そして広〜い広縁がついています。
 

 宿は「詩季亭」「海花亭」「石心亭」「本館」「別館」から成っていて、木造二階建ての本館が一番古い建物とのことですが、トイレはウオッシュレット、それに温泉が出る部屋風呂までついています。
 
 

温 泉  男女別の大浴場(どちらも内湯と露天風呂がある)と3つの貸切風呂があります。このうち本館宿泊で利用できるのは大浴場と「玉竜」という貸切風呂。
 
 
大浴場「男の湯」 
名称は「男の湯」ですが、午前0時から10時は女湯になります。両方の浴場を味わいたいという要望に応えてのことでしょう。
 
 
内湯、露天風呂ともかけ流しとろ過循環の併用。どちらにも熱湯とぬる湯二つの湯舟があります。 

大浴場「美人の湯」 
名称は「美人の湯」ですが、午前0時から10時は男湯になります。これはもちろん朝風呂で撮った写真です。
 

貸切風呂 「玉竜」 
 
チェックイン時に予約して45分間無料で利用できる貸切風呂です。
 

  内湯、露天風呂ともに無加水無加温の源泉かけ流し。
大浴場も決して悪くないのですが、入り比べると違いは歴然、包まれるような浴感の素晴らしい湯です。そして浴場は広々。それもそのはず、仲居さんの話ではかつては本館の大浴場として使われていたそうです。
 

 
夕 食
夕食は部屋でいただきます。

今回利用したプランでは、メインに「鮑踊焼き」か「牛石焼き」のいずれかを選べます。やはりせっかく伊豆に来たのですから、迷わず・・・
 
     
先付け: 鱧ザク 酢の物:網茸菊花羽リンゴ酢和え  煮物椀:ホタテ真丈、松茸 
     
 刺身:手長海老・地魚 煮物:小金目煮付け 焼物:鮑踊焼き 
     
 温物:南京蒸し 揚物:茶巾焼売  ご飯:桜海老の釜飯 
     
止椀 :ワタリガニ味噌汁 デザート   

   
 朝 食
朝食も部屋でいただきます。

清く正しい旅館の朝食、美味しかったです。


ロビーに内田康夫さんの色紙が飾ってありました。

 つまと摘む また色浅き たらの芽の 
           針の痛さや 春やきにけり


平成14年10月の日付です。残念ながら内田康夫さんは今年2018年の3月にお亡くなりになりましたが、これは奥様と訪れた折のものでしょうか。

帰宅してから知ったのですが、浅見光彦シリーズのひとつ「喪われた道」の中に玉樟園新井の女将が登場する。
・・・旅館は玉樟園という、土肥温泉の中でも名門に属する旅館だそうだ。夏休みの書き入れ時に、フリーの独り客を泊めてくれるかどうか・・・と心配したが、出がけに、須美子の嫌いな例の軽井沢の作家センセと、電話で土肥へ行くと話をしたら、「だったら玉樟園に泊まれ。僕の名前を出せば泊めてくれるよ」と言う。「美人の女将は僕の恋人だからな」などと、大きなことを言っていた。・・・ 
「軽井沢の作家センセ」はもちろん内田康夫氏。氏の大ファンを自負する私としては迂闊でした。土肥金山が絡むこの作品はもちろん読んだことがありますが、文庫本3ページに渡る女将との絡みは記憶から抜けてしまっていました。私としては「細うで繁盛記」以上に大事なのに・・・。


玉樟園新井は創業100年という老舗旅館、落ち着いた雰囲気のいい宿でした。古い建物を維持していくのは大変なことですが、それを逆手にとってCM、ドラマ、映画などのロケ地としての利用に接客的に協力しているようです。頑張ってほしいと思います。
また行ってみたい度 こちらをお読みください
やなぎ夫: ★★★★☆ やなぎ妻: 未宿泊
2018年12月9日

DATA (記載情報は訪問時のものです。変更されている場合もありますのでご注意ください)
【泉質】 カルシウム-ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉
【源泉温度】 54.3℃   【pH】 8.3
ノート】 源泉かけ流し浴槽あり
【効能】 切り傷、火傷、慢性皮膚病、動脈硬化症、神経痛、筋肉痛、関節痛など
【宿泊料金】11,880円〜各種プランあり
【電話】 0558(98)1000
【HP】 玉章園新井公式サイト
【アクセス】 新東名高速長泉沼津IC→伊豆縦貫道→伊豆中央道→修善寺道路→国道136号経由約1時間10分
       伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺駅下車、バス50分




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