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川治温泉 〜湯けむりの里 柏屋〜
かわじおんせん かしわや

栃木県日光市川治温泉高原62
川治温泉は、鬼怒川とその支流の男鹿川が合流する地点にある温泉地。

享保8年(1723)の秋口、折からの長雨により男鹿川の上流の五十里湖が決壊して大洪水となった。当時の川治は炭焼きと筏流しを生業(なりわい)とする小村だったが、洪水が引き平静を取り戻したある日、筏流しが河岸に立ち上る湯気を発見したのが川治温泉の始まりという。以後、川治温泉は会津西街道の温泉宿場町として栄えてきた歴史を持つ。

【川治温泉柏屋 宿泊レポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。
3月上旬、職場の仲間8人で訪れました。過去2回宿泊している同僚お薦めの宿です。

部屋は、「花見亭」「月見亭」「風見亭」の3タイプがあり、今回は最もスタンダードな「月見亭」。部屋の窓からは鬼怒川と男鹿川の合流地点が見えます。

温 泉
柏屋には、大浴場、露天風呂、屋根付き露天風呂が男女別に一つずつと、露天風呂付きの貸切り風呂があります。
男性大浴場「おじかの湯」
加熱循環です。実は予めインターネットで柏屋の風呂を紹介しているサイトを覗いたところ、大浴場は塩素臭いと書いているところがいくつかあったのですが、使用量を改めたのか、この日がたまたまだったのか、ほとんど気になりませんでした。

男性露天風呂「楽四季湯」
これが柏屋自慢の露天風呂。鬼怒川と男鹿川の合流地点を眺めながら川治の湯を楽しめます。とにかく広い。これだけ広いと冬場は温いのではと思ったら、数か所から加熱した湯が注がれていて適温(42℃くらい)に保たれていました。大浴場同様加熱循環ですが、屋外のためでしょう、塩素臭はまったく感じませんでした。新湯もかなり投入されているようで、オーバーフローの量も多いです。
前方に野岩鉄道の橋が架かっていて、運が良ければ温泉に浸かりながら列車を見ることができます(上下1時間に1本ほど)。
対岸では共同浴場の「薬師の湯」の建て替え工事が進んでいました。オープンなことで有名だった川治温泉薬師の湯ですが、どんなふうにリニューアルされるのでしょう。完成が楽しみです。
屋根付き露天風呂
10人ほどは余裕で入れる湯舟にぬる湯がかけ流されています。川治温泉の源泉は36℃なので、ちょうどそのくらいの体感温度です。「源泉そのまま」と書いてありますが、湯口からは40℃くらいの湯が注がれていました。そうしないと冬場は温くなりすぎるからでしょう。柔らかな肌触りで、お湯としてはこの浴槽が最高です。

残念なのが、周りを曇りガラスのフェンスで囲んでいること。転落防止のためでしょうか、大露天風呂より一段高いところにあるのですが、眺望は限りなくゼロ・・・もったいないです。

冷水や麦茶を出してくれる湯上がり処もあります。こういうサービスがある宿でも朝はセルフサービスのところが多いのですが、柏屋は早朝から係りの人がいてびっくりしました。行き届いたもてなしです。

食 事
柏屋は、2006年「第31回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の料理部門で入選したという料理自慢の宿でもあります。
夕 食
前菜: 柏屋山葵畑の粕漬、海老黄金焼、柿博多バター、絹かつぎ芋 胡麻塩、細根大根 つくり味噌、ふぐ昆布〆 レモン、合鴨ロース塩味煮

お吸い物: 舞茸土瓶蒸し 酢だち

お造り: 旬の魚貝類三点盛

温 物: 栃木のすき焼鍋 玉子とじ
焼物: 岩魚炭火塩焼き 煮物: 千田巻、巻ゆば、
竹の子、絹サヤ
洋物: 豚角煮、温野菜 水菓子: 抹茶プリン 粒
あん、栃木のいちご
一品一品どれもとても美味しかったです。

朝 食
朝食も美味しかったです。
特に栃木のこしひかりは美味。昨夜はかなり飲み過ぎたのですが、ついついおかわりしてしまいました。

「傷は川治、火傷は滝(鬼怒川温泉の古称)」と言われるように、隣の鬼怒川温泉と兄弟のような関係の川治温泉。規模の違いから、鬼怒川温泉が兄貴、川治温泉は弟分というイメージがありましたが、団体旅行から個人旅行へと旅の形態が移り、全国の大規模温泉街はいずれも苦戦。鬼怒川・川治もご多分に漏れずという状況ですが、規模の小ささが幸いしてか、川治温泉は踏ん張っている印象。3月上旬の土曜日、柏屋はほぼ満室状態でした。

ともあれ、風呂も料理もよく、お世話してくれた仲居さんもとても感じがよく、川治温泉柏屋はまた訪れてみたい宿のひとつになりました。
また行ってみたい度 こちらをお読みください
やなぎ夫: ★★★★☆ やなぎ妻: 未宿泊
2009年3月7日

DATA (記載情報は訪問時のものです。変更されている場合もありますのでご注意ください)
【泉質】 単純温泉
【源泉温度】 36.3℃  【pH】 8.0
【湧出量】 約830リットル/分(自然湧出)
ノート】 かけ流しの浴槽あり
【効能】 神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、関節痛、慢性消化器病、痔疾、冷え性など
【宿泊料金】 1万円台から各種プランあり。詳しくは宿のHPをご覧ください。
【電話】 0288(78)0002
【HP】 湯けむりの里柏屋公式サイト
【地図】 
【アクセス】 東北道・日光宇都宮道路今市ICから国道121号経由で約30分
       東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅から野岩鉄道乗り換え、川治温泉駅下車、送迎バスで3分




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