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黒 川 温 泉

くろかわおんせん

熊本県阿蘇郡南小国町黒川
黒川温泉は阿蘇北麓、筑後川の源流のひとつ、田の原川沿いに自然の中に違和感なく溶け込んでいる温泉街。

しかし、静かな佇まいの温泉地は今や大人気の温泉地である。

【黒川温泉 湯めぐりレポート】 *温泉情報はこのページのおわりにあります。
露天風呂めぐり
黒川温泉といえば露天風呂めぐり。
全国に先駆けて始められた入湯手形は1200円で3箇所の宿の露天風呂に入ることが出来る。

昭和48年のオイルショックで客足が途絶え、危機的状態に陥った黒川温泉。一軒の宿が露天風呂を作ったところ客が増えた。旅館組合で話し合い、全部の旅館で露天風呂を作ろうということになったが、露天風呂を作る敷地のない旅館が2軒あり、そこの客でも他の宿の露天風呂に入れるようにと作られたのが入湯手形。黒川温泉23軒の共生のシンボルが入湯手形なのです。

温泉街に到着すると、さっそく入湯手形を購入していざ露天風呂めぐりへ。

旅館わかば
先ずは旅館わかばへ。「化粧の湯」と名づけられ、肌がすべすべになる湯が自慢。黒川温泉は10種類以上の泉質の湯が湧き、ここはナトリウム塩化物-硫酸塩泉。

【HP】 http://www.ryokanwakaba.com/

訪れた11月上旬は紅葉の真っ盛り。

左の写真は次の風呂に行く途中、温泉街の東端から中心方面を眺めたところ。真ん中に見えるのがインフォメーションセンター「風の舎」。

旅館にしむら
次は旅館にしむらの「地獄露天風呂」。風呂もさることながら茅葺きの湯小屋も風情がある。泉質はナトリウム塩化物-硫酸塩泉。

【HP】 http://www.kurokawaonsen.or.jp/nishimura/

川向こうに見えるのは新明館の風呂。
主人が自ら3年半かけて掘ったという洞窟風呂を持つこの宿の風呂は大人気。順番待ちでいつになったら入れるかわからないということで、断念。

湯本荘
我々のこの日の宿。

客室数14室という小ぢんまりした旅館ながら、露天風呂3つ、大浴場2つ、家族風呂2つを持つ風呂自慢の宿である。


【電話】 0967(44)0216
【HP】 http://www.yumotoso.jp/
混浴露天風呂「あじさいの湯」 あじさいの湯の奥にある「あわ湯」
泉質:含食塩-芒硝硫化水素泉
源泉温度:95.4度


左は男性用大浴場
家族風呂の「水車風呂」

湯船の脇で水車がコトコトと回り、
窓の外にはみごとな紅葉が・・・


地蔵湯
翌日は朝食前に共同浴場めぐり。地蔵湯は黒川温泉の発祥ともいえる共同浴場。先ず回転バーを入って料金箱に100円を投入。するとその先の引き戸が瞬間的に開閉するからすばやく入る。中に入るとまた料金箱があって150円を入れる。都合250円也。この日は早朝だからだろうか。独り占め。 塩類性硫黄泉。
地蔵湯の向かいに「首なし身代わり地蔵」の話が伝わるお地蔵様をまつった地蔵堂がある。

むかし豊後の中津留に貧しい塩売りの甚吉と病気で寝たきりの父親がいた。ある日、甚吉は父親に甘い瓜を食べさせようとお地蔵様にお祈りしたあと畑に盗みに入ったが、地主に見つかり首をはねられてしまった。ところがそこには身代わりになったお地蔵様の首が落ちていたのだ。ある日のこと、肥後の修行者がその首だけのお地蔵様を肥後の国へ持
って帰ろうとして黒川で一休みしていたところ「ここに安置してくれ」というお地蔵様の声がした。そこで村人たちによって大切におまつりしたところ湯が湧き出したというお話。

穴 湯
川べりにひっそりとある穴湯。一般客は露天風呂めぐりに夢中なのかここも独り占め。湯船の中に丸太が渡してある。座るためだろうか。入浴料100円。

黒川温泉はとにかくお湯・お湯・お湯である。

共同浴場に入った後、再び宿の風呂に入ってああ、極楽極楽。


2002年11月3日

DATA (記載情報は訪問時のものです。変更されている場合もありますのでご注意ください)
【泉質】 含食塩-芒硝硫化水素泉、ナトリウム塩化物・硫酸塩泉ほか
【源泉温度】 95℃ほか
【効能】 神経痛、リューマチ、関節痛、火傷、消化器病、糖尿病など
【地図】 
【アクセス】 車利用の場合、熊本から1時間半、大分から2時間、福岡から2時間半


 付録1ああ絶景    付録2黒川温泉にひとりごと


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