住吉屋は野沢温泉のシンボル的存在、麻釜の目の前にあります。 |
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天然記念物、麻釜(おがま)は「大釜」「茹釜」「円釜」「竹伸釜」「下釜」から成る源泉群。泉温は90℃前後で、昔は麻を茹でたそうだが、今は野沢菜や玉子を茹でる野沢温泉の台所である。 |
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チェックインはなんと12時。チェックアウトが11時間だから、温泉旅館に泊まった時はチェックインからチェックアウトぎりぎりまでまったりと過ごす我々夫婦にとっては実にうれしい宿。ただし宿のスタッフは大変でしょう。 |
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玄関では野沢温泉の木造道祖神がお出迎え。 |
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館内のそこかしこにほっとする
くつろぎのスペースが・・・ |
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住吉屋は漫画『のらくろ』作者、田河水泡が定宿にしていたそうで、本館から別館に通じる廊下には、のらくろの他、同宿した漫画家たちの寄せ書き(寄せ漫画?)がたくさん飾られています。
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8畳+8畳+いろり付広縁という広々した間取り。個人的には前回泊まった本館のほうが好みですが、これで休前日1万9千円はリーズナブルです。 |
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テーブルの上には自家源泉の温泉水と温泉饅頭。ほんのり硫黄の香りがしますが飲みやすい温泉。饅頭はもっちりふんわりでびっくりする美味しさでした。
饅頭の美味しさは奈良のご隠居さんのサイトでも紹介されています。 |
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洗面所も広々。トイレは全室ウオッシュレット。 |
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浴衣も頼めばすぐに代えを持ってきてくれます。 |
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この日チェックインしたのは12時45分。宿の風呂は清掃が終わって湯を張っている最中だったので、温泉街を散歩することに。外湯めぐりをしたり、土産物屋を眺めたりしてのんびり過ごすのが野沢温泉の楽しみ方。外湯についてはこちらの外湯めぐりのページをご覧ください。 |
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浴場は2か所。内湯+露天風呂の浴場と内湯のみの浴場の2か所があって、夜7時に男女が入れ替わります。すべての湯舟に自家源泉がかけ流されています。 |
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下の各画像をクリックしてご覧ください ↓ |
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浴場1 |
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浴場2 |
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浴場を出たところに談話室があります。お茶や冷水が用意され、本棚には『のらくろ』や『サザエさん』などの漫画や信州の民話、写真集、温泉や郷土料理の本があってくつろげます。 |
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住吉屋は2009年自遊人「美味しい宿」大賞でも第3位にランクインしている料理自慢の宿でもあります。
食事は夕食、朝食とも食事処でいただきます。 |
右の画像をクリックしてください→ |
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我々夫婦にとって良い宿であるためのポイントはいくつかありますが、寝具もそのひとつ。住吉屋のふとんは寝心地がいい。やなぎ妻はふとんカバーの肌触りとデザインも気に入りました。長野市にアトリエを持つ宮沢千賀さんのデザインで、浴衣や座布団、テーブルランプほか随所に宮沢さんの作品が使われています。 |
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良く朝は早起きして朝市に行きました。野沢温泉の朝市は5月〜10月の毎週日曜日、6時〜7時半に大湯通りで開かれています。
野沢菜漬け、山菜、つる細工、工芸品、温泉饅頭、地酒、土産物などがずらりと並びます。 |
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住吉屋は「村のホテル」を冠しているだけあって、のんびり滞在できる宿。取り立てて設備が充実しているわけでもないけれど、なぜかリラックスできる雰囲気が漂っています。センスの良さと清潔感、過度に丁寧過ぎない、心地よい接客にも起因しているのでしょう。せっかくチェックアウトが11時なのに朝食から戻ったらふとんが上げられていたのはちょっと残念でしたが。
料理が美味しい! 実はやなぎ妻は今回の宿泊前から胃腸の調子が悪く、せっかくの料理も十分楽しめないのではと心配でしたが、美味しい上にライト・アンド・ヘルシーな住吉屋の料理を食べたら、調子が良くなったようです。 |
雑誌『自遊人』で2009年「温泉宿大賞」7位、「美味しい宿大賞」では第3位にランクインしているのも納得。広々とした浴場やボリュームたっぷりな料理を期待する人には不向きな宿だと思いますが、あの料理と新鮮な自家源泉、そしてのんびりとした空気を味わうために、また訪れたいです。 |
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【また行ってみたい度】 →こちらをお読みください |
やなぎ夫: |
★★★★★ |
やなぎ妻: |
★★★★★ |
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2010年7月17日 |
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